有村架純さんにとって仕事とは?「ひとりでは歩むことのできなかった人生が今、すごく楽しい」
柔らかなムードに潜む凛とした意思、つかもうとするとはらりといなくなってしまいそうな儚い雰囲気。そんな唯一無二の魅力に溢れる俳優・有村架純さんが思う、仕事、美容とは? 【写真】有村架純さん
有村架純を彩るHer Favorites <JOB>
演じることで、人生が豊かになる だから、俳優のお仕事が好き 「俳優になりたくてオーディションを受けて、兵庫から出てきたのが17歳だった約15年前。デビュー当時は大人たちとどう会話したらいいのかさえわからなくて心が何回も折れましたが、ちゃんとこの仕事を好きになりたかったし、なろうとしました。実際、それで好きになることができたから、今がある。正直、どんな役も最初はできる気がしないと思うくらい苦しんで、悩むんです。それでも楽しみにしてくださるファンの方や、信じてくださる人たちに返していきたいっていう思いを胸に演じ、手応えを感じることができたらすべてがちゃらになるというか……良かったことしか思い出せなくなるんです。そうやって芝居で苦しんで、芝居に救われての繰り返しですが、気持ちを共有できる共演者や監督さんの存在がいつも大きな心の支えですし、役を通していろんな人生を経験させてもらえるのは、有村架純ひとりでは成し得ないことですよね」
<BEAUTY>
やっぱり睡眠は素晴らしい 今、すこぶる調子がいいんです 「Netflixシリーズ『さよならのつづき』の撮影でニュージーランドロケが約1カ月あったんですが、聞いていた通りの紫外線の強さでびっくり。思い切り肌がくすんだし、揺らいで痒みが出てしまったこともありました。そこで、日本に帰ってきてからハーブピーリングでターンオーバーを促進したりして、リセット。生活習慣も早寝早起きに戻したら、クマも薄くなってすこぶる調子がよくなりました。ゴールデンタイムと言われる時間に深い眠りにつくことは本当に大切なんだと、今すごく実感しています。また、バリア機能を強化して揺らぎに負けない肌になりたくて、保湿もしっかり。インナーケアとしてビタミン類も摂るようにしています。食事もデリバリーが続くと体が重くなってしまうので、家で食べるときはおさぼりする日もありますが、基本は自炊です」 ●俳優 有村架純 1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。2010年、『ハガネの女』でドラマ初出演。数々の話題作に出演し、2021年公開の映画『花束みたいな恋をした』で、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。来年公開予定の映画『ブラック・ショーマン』への出演が決定。 MAQUIA 1月号 撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) ヘア&メイク/尾曲いずみ〈STORM〉 スタイリスト/瀬川結美子 取材・文/通山奈津子 構成/吉田百合(MAQUIA) ※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。