中国軍の補給船2隻、金門周辺の制限水域に進入 海巡署が退去要求/台湾
(金門中央社)中国軍の艦艇2隻が先月29日、中国福建省に近い離島、金門島周辺に設定されている「制限水域」に進入した。海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は退去するよう警告を繰り返し、2隻は約40分後に水域から出た。航行中、停留はしなかった。 同署金馬澎分署が1日、明らかにした。同分署によれば、2隻は中国陸軍の補給船で、アモイ方向から現れ、金門の南の制限水域を航行した。 同水域ではこのところ、中国海警局の船の航行が常態化していたが、軍の船が確認されるのは初めて。 陸軍金門防衛指揮部は、警戒態勢を強化するとともに、周辺の動向は全て把握できており、脅威のレベルに応じて適切に対処したとしている。 (洪学広/編集:荘麗玲)