移民125年「皆でお祝いを」 ハワイ沖縄連合会、年明けから企画続々 “故郷”沖縄でも
10月30日は「世界のウチナーンチュの日」。沖縄からハワイに移民が渡って来年で125年を迎えるにあたり、ハワイ沖縄連合会(HUOA)がさまざまな祝賀行事の準備を進めている。連合会の次期会長の久場フランセスさんと元会長の新川デイビッドさんらが28日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ「みんなが一つになり、世界の移民のお祝いにしたい」と意気込んだ。 【写真】ドジャースのロバーツ監督は沖縄生まれ
ハワイの沖縄県系人は4万5千人ほどといわれる。久場さんと新川さんは、ともに沖縄移民125周年記念事業実行委員会の委員長を務める。記念事業は「未来や黄金(みれーやくがに)」をテーマとする。久場さんは「明るい未来をつくってくれた1世へ感謝し、次世代につなげようという意味を込めた」と話した。 年が明けるとハワイで記念事業が続く。移民がハワイに到着した日に合わせ、来年1月8日に記念式典を開催。同3月にホノルル・フェスティバル、同8月にはオキナワン・フェスティバルが開かれる。 お祝いはハワイだけでなく沖縄でも。南米などの県人会にも声をかけ、来年10月に来県する。すでに100人以上が参加を決めているという。那覇大綱挽に参加するほか、記念式典が行われる。新川さんは「南米などへの移民の前にハワイがある。特別な年をみんなで祝いたい」と笑顔を見せた。 (前森智香子)
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