家を買っても不動産取得税がかからない場合があるって本当? どのようなケースで非課税になるのか解説
不動産取得税はいくら?
不動産取得税の税額は、以下の式で計算します。 ・税額 = 不動産の評価額 × 税率 (通常4%、現在3%) ここでいう評価額とは、基本的に市町村の固定資産課税台帳に登録されている価格を指します。評価額は購入価格より低め、時価の6~7割程度になることが多いといわれています。 2027年3月末までに宅地等を取得した場合、評価額の2分の1が課税の対象になるという軽減措置があります。また、不動産取得税の税率は4%ですが、同じく2027年3月末までは特例で3%に軽減されています。 東京都主税局の公式サイトで公開されている「不動産取得税計算ツール」などを使って、具体的な金額をあらかじめ確認しておくと安心です。
不動産取得税はいつ払う?
不動産を取得すると、都道府県税事務所から納税通知書が送られてきます。納税通知書には納税すべき金額や納期限が記載されているので、案内に従って納付しましょう。自治体によっては不動産を取得したときに申告が必要な場合もあります。 このような流れを経るため、実際に不動産取得税を納付するのは、不動産を取得してから半年~1年ほどたった頃になることが多いです。
まとめ
不動産取得税は「家を買ったら必ずかかる税金」と思われがちですが、軽減措置を活用した場合などは課税されない可能性もあります。 家を買って、納税通知書が届いてからその金額にびっくりする事態になると大変です。あらかじめ納税が発生しそうか、発生しそうな場合はいくらくらいか確認しておくとよいでしょう。 なお、不動産取得税は地方税のため、都道府県によって制度内容が多少異なる場合があります。よくわからないときは、都道府県税事務所に問い合わせて教えてもらいましょう。 出典 総務省 不動産取得税 国土交通省 不動産取得税に係る特例措置 東京都主税局 不動産取得税 東京都主税局 Q21 不動産取得税はどのような場合に非課税となりますか。 東京都主税局 マイホームの購入でかかる不動産取得税ってどんな税金?」 東京都主税局 不動産取得税計算ツール 大阪府 不動産取得税 兵庫県 不動産取得税について(Q1ご回答) 執筆者:馬場愛梨 ばばえりFP事務所 代表
ファイナンシャルフィールド編集部