ヤクルト・武岡龍世、打撃フォーム修正でレギュラー争い割って入る「勝負して勝てるように頑張りたい」
(みやざきフェニックス・リーグ、ヤクルト5―4韓国・斗山ベアーズ、17日、西都)強い覚悟を持って、オフシーズンを過ごしている。青森・八戸学院光星高から入団5年目の武岡龍世内野手(23)が「5番・二塁」で先発出場。3点を追う三回2死満塁で右中間3点二塁打を放ち、視察に訪れた高津臣吾監督(55)にアピールした。 「試行錯誤しながらですけど、タイミングが徐々に合うようになってきた感じです。バッティングさえ良くなればに、と思ってフェニックス(リーグ)ではやっていますね。守備ももちろん気持ちを持ってやっているんですけど、主にはバッティングと、思ってやっています」 今季は、9月に一時出場選手登録を外れた以外はほとんどを1軍で過ごしたが、76試合の出場で打率.177、3本塁打、9打点。交流戦が終了した時点で打率.239だっただけに、それ以降の不振が響いた。二塁のレギュラーである山田哲人内野手(32)が2度離脱し、先発出場も30試合あった中でチャンスを生かしきれなかった。 現在は、打撃フォームを修正中。シーズン終盤はすり足で打っていたが、現在は右足を上げてタイミングを取っている。「足を上げて打ったほうがいいなという感覚があるし、そっちのほうがタイミングが合う。手応えはあるかなと」と武岡。フェニックス・リーグに参加している投手は若手が中心だが、すでに2本塁打を放つなど好結果を残し続けている。 「少ないチャンスの中で頑張りたい。ちゃんと勝負して勝てるように頑張りたい。ちゃんと競って、レギュラーで出られるようにと思います」 主力選手が故障したときの〝代役〟とした甘んじるつもりは毛頭ない。真のレギュラーとなるべく、来季、勝負の6年目に挑む。