【1キロで100円以上!?】夏場と冬場の野菜ってどれぐらい値段が違うのですか?
同じ種類の野菜でも、夏と冬とでは価格が大きく異なっているのをスーパーなどで目にしたことがある人も多いでしょう。野菜の価格は季節によって変動しますが、なぜ価格が変動するのか知らない方も多くいます。 本記事では、夏場と冬場の野菜の価格差について紹介するとともに、野菜をお得に購入するためのポイントを紹介します。
夏場と冬場の野菜の価格差について
野菜は旬の時期になるとスーパーに並ぶ量が増えるとともに、価格も安くなります。旬の野菜の価格が下がるのは、収穫量が多くなり近隣で取れたものが店頭に並びやすいためです。近くの畑から野菜を調達できるため、輸送コストや保存コストを抑えられ、新鮮かつお得な価格で野菜を購入できるようになります。 ■時期の違いによる夏野菜の価格 本項では、時期の違いによる夏野菜の価格を紹介します。農林水産省の「青果物卸売市場調査(日別調査)」よる、トマト・なす・きゅうり・ピーマンといった4種類の夏野菜の2023年7月と2024年2月の価格は図表1の通りです。 図表1 夏野菜4種類1キログラムあたりの価格
農林水産省「青果物卸売市場調査(日別調査)」をもとに筆者作成 夏が旬の野菜は、7月のほうの価格が安くなっていることが分かります。 ■時期の違いによる冬野菜の価格 本項では、時期の違いによる冬野菜の価格を紹介します。同資料による、ほうれん草・白菜・大根・ねぎといった4種類の冬野菜の2023年7月と2024年2月の価格は図表2の通りです。 図表2 冬野菜4種類1キログラムあたりの価格
農林水産省「青果物卸売市場調査(日別調査)」をもとに筆者作成 冬が旬の野菜は、2月のほうの価格が安くなっていることが分かります。
野菜を安く購入するためのポイント
物価が上昇するなか、食費を節約したいと考えている方は多いでしょう。本項では、野菜を安く購入するためのポイントを紹介します。 ■訳あり品や規格外野菜を探す 野菜を安く購入するなら、訳あり品や規格外野菜を購入しましょう。訳あり品や規格外の野菜は、形や色、大きさ、傷の有無などが基準を満たしていないために、販売規格から外されてしまい、本来であれば廃棄されてしまう野菜を指します。 訳あり品や規格外品は、直売所やネット通販などでよく販売されており、スーパーに並んでいる野菜よりも低価格で売られているのが特徴です。訳ありといえど、味や品質には問題がないため、正規品同様においしく食べられます。 ■スーパーの見切り品・おつとめ品をチェックする スーパーで野菜をお得に購入するなら、見切り品やおつとめ品をチェックしましょう。スーパーによっては、決まった時間に割引シールが商品に貼られます。店舗によって時間帯は異なりますが、よく行くスーパーの割引シールが貼られる時間を把握しておけば、野菜を安く購入できるでしょう。 ただし、見切り品やおつとめ品のなかには、傷んでいたり変色していたりするものもあります。通常価格で販売されている野菜よりも鮮度が低く、賞味期限や消費期限が短いものも多いため、早めに消費するのがおすすめです。 せっかく安く購入しても、使い切らないうちに腐らせてしまえば無駄な出費となってしまいます。購入後はすぐに調理するか冷凍保存をしましょう。 ■農家さんの直売所を活用する 地域によって利用できるかどうかは異なりますが、近くに直売所があれば利用をおすすめします。直売所の野菜は新鮮なだけではなく、スーパーに並ぶ野菜とは違い、問屋を経由しません。中間の費用が発生しないため、スーパーで購入するよりもお得な価格設定の直売所も多くあります。 また、道の駅の野菜販売も同様に、農家さんが自分で価格を設定しているため、安く購入できる可能性があります。直売所や道の駅が生活圏内にある方は利用してみましょう。 ■地元の八百屋さんを利用する 地元の八百屋さんは、スーパーよりもお得な価格で野菜を販売している場合があるため、利用するとよいでしょう。特定の野菜だけが安売りされているケースもよくあります。スーパーとは値付けの方法が違うケースも多いため、八百屋さんとスーパーが近くにある場合は、比較して価格が安いほうで購入するのがおすすめです。 八百屋さんが多く並んでいる商店街などでは価格競争が行われており、スーパーよりも野菜の価格が安い傾向にあります。八百屋さんが近くに複数ある場合は、いくつか回って価格を比較してみるとよいでしょう。
野菜は旬の時期に価格が安くなる
野菜は旬の時期になると収穫量が増えるため、市場に出回る量が多くなり、価格も安くなります。夏野菜であれば夏の時期に、冬野菜であれば冬の時期に価格が安くなるため、食費を節約したい方は旬の野菜を買うようにしましょう。 出典 農林水産省 毎日の卸売価格 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部