神戸イニエスタが再度スペインラジオ局に語った本音「Jリーグ、バルサ、監督論」
――シャビ・エルナンデスが「選手は監督のスタイルを受け入れなければ」と言っていましたが、あなたもそう思いますか? 「監督のスタイルを受け入れるべきだと思います。選手たちは、監督のやり方に適応し、監督は適応できる選手を選ばねばならない。同時に選手は、それぞれチームが望む個性を持たねばなりません。最終的にチームには監督の指示や戦術、そのスタイルが反映されなければならないのです」 (ここでバルセロナのリポーターとつながり、バルサのエルネスト・バルベルデ監督のイニエスタに対するコメントが流れた) バルベルデ監督は、「私たちはフィールドで、毎日のトレーニングで、ロッカールームで、アンドレスがいないことを寂しく思っています。彼は、このチームに貢献し、私たちにすべてを与えてくれたプレーヤーです。我々は、現実に目を背けることはしません。また彼がみんなに継承してくれたものにも。彼がいてくれたことで、我々だけでなく、ライバルたちも(試合を)楽しむことが出来たのです。私の場合、少なくとも1年はね。彼は、以前とは違う状況にいますが、今後も、いろいろと彼とは話すことができる密接な関係を持っています。とにかく、アンドレスがいなくなって寂しいですよ」と、メッセージを送った。 ――このコメントを聞いていかがですか? 「私としては、あと10年チームにいられればよかったのに、と言いたいです。私も、そこにいないことは寂しいです。バルサよりも、いいチームはどこにもないのですから。でも人は、すべてのことを成し遂げたとき、人生においての決断を下さねばならないときがあるのです」 ――「あと10年…」とは言わなくても、もう2年ぐらいチームに残っていてくれれば…。何度も聞かれているだろうけど、どうして日本へ行ったのですか? 「バルサで出来ることはすべてしました。だから別の刺激が必要だったのです。2年間キャプテンとしてやってきて、体力的にもメンタル面でも空っぽな感じでしたから」 ――シャビがいなくなり、プジョル、そして次にあなたが。メッシかピケかどちらがキャプテンにふさわしい? 「それぞれに性格があり、それぞれが違う。シャビも、プジョルも、私も。ただベテランは若い選手を教えていかねばならないし、バルサは常に勝たねばならないから大変なんです」 ――バルサに戻ってきたいですか? 「一度チームを去った者がチームに戻るには、呼ばれなければならないし、オファーがなければなりません。でも、チームに戻れればと思います。私にその資質があれば」