櫻坂46・藤吉夏鈴「以前よりも人に甘えられるようになった」一人仕事をしたからこそ痛感したメンバーの大切さ
ミュージックビデオやライブパフォーマンスで圧倒的な表現力の高さを魅せる、櫻坂46・藤吉夏鈴。そんな彼女が現在放送・配信中の『アオハライド Season2』で初めてドラマ作品に出演している。演じるのは、主人公・吉岡双葉(出口夏希)のライバルであり、馬渕洸(櫻井海音)に想いを寄せるキーパーソン・成海唯。本作で本格的に俳優としてのスタートを切った彼女に、演技に挑戦しての率直な思いや変化について伺った。 【画像】かわいい…櫻坂46・藤吉夏鈴の魅力たっぷりな写真を見る!
グループ外活動をしてから、大人の方と話す機会が増えた
――今回のドラマのようにグループ外の活動のときに、現場でのコミュニケーションで意識していることや、以前に比べて変わったことなどありますか? 「あざと連ドラ」に出演させていただいたときに、周りの年上の方々と話す楽しさを知って。それから大人の方と話す機会がすごく増えました。 ――そのときにはどんなお話をされたんですか? くだらない話もたくさんしましたし、「グループでの活動についてこう思ってるんですが、客観的にどう見えてます?」みたいなことも聞いてみたり。それ以降、グループを支えてくださっているスタッフさんの中でも、これまであまりお話ししたことがなかった方とも話すようになって。そのおかげで「あ、こんな思いでこれは作られていたんだ」と、より解像度が上がったというか。メンバーそれぞれにもこだわりがありますが、支えてくださっている周りの方々もすごくこだわりを持って、「櫻坂46」に向き合ってくださってるということを改めて実感することができました。 ――外活動で感じた楽しさや学びを、グループ活動にも活かせているんですね。 以前まで自分は1つのことしかできないタイプだと思っていたんですが、外に出てみたら「あれ? 意外と同時並行する方が向いているのかな?」とも知ることもできて。新たな自分の一面に気づけて、いい経験になりました。
“変わっていく自分”が怖くもあり、寂しい
――先ほどはグループ外での“気づき”でしたが、櫻坂46の活動を続けていく中で、藤吉さんが大きく変わった瞬間はありましたか? 私は「3rd TOUR 2023」から確実に変わった感覚があって。自分自身で「3rd TOUR」の映像を見返しても、自分ではない人が映っているように感じるほど、「2nd TOUR」とは別人のように変わりましたね。 ――それはご自身で何か変えようとされていたんですか? 特に「こうしよう」って思って行動したわけでもなく、無意識のうちに変わっていて。公演中に楽曲に合わせて自分を切り替えていくということが、「2nd TOUR」の頃はまだできていなかったんです。でも、「3rd TOUR」からは変われるようになっていて。自分の意識しない間に変わっていくのが怖くもあり、寂しさもあります。 ――“寂しい”んですね。 今はまだ、“変わっていく自分”があまり好きではなくて。もちろん人は変わっていくものだし、それが成長だとは思うのですが……ちょっと寂しいです。どんどん自分じゃない“誰か”になっていくんじゃないか、みたいな怖さがあって。 ――たしかに自分の気づかない間に……というのはすぐに心がついていかないかもしれないですね。その中でも、藤吉さんが絶対にブレたくない“軸”ってありますか? 制作が一番好きで、制作だけはずっと好きなものでいたいというか、作業化していきたくないと思っています。「こだわりすぎていつか嫌になったらどうしよう」とふと考えることもありますが、できるだけ楽しく続けていきたいです。