バスケットボール女子日本代表、世界3位のオーストラリアに2連勝 主将の林咲希がチーム最多19得点
◆バスケットボール女子強化試合 日本95―87オーストラリア(21日、札幌市・北海きたえーる) ■主将の林が号泣…歓喜のパリ五輪決定瞬間【動画】 世界ランキング9位の日本が3位のオーストラリアに95―87(27―19、23―24、26―25、19―19)で勝利した。 2022年のワールドカップ(W杯)では3位となった強豪国との20日の第1戦は日本が96―85で勝利。前回2021年の東京五輪で銀メダルに輝いた日本にとっては、五輪最終メンバー12人の重要な選考材料にもなる。現在の16人から絞り込まれる。7月4、6日には東京でニュージーランドと強化試合を行う。 スタメンは20日と同様で、馬瓜ステファニー(サラゴサ)髙田真希(デンソー)山本麻衣(トヨタ自動車)宮崎早織(ENEOS)林咲希(富士通)=福岡県糸島市出身=。 第1クオーター(Q)序盤は馬瓜スが鋭いドライブから得点を決めるなど量産。林も得意の3点シュートを決めたほか、激しい守備からスティールに成功して、一人で持ち込んだシーンもあった。地元の北海道旭川市出身の町田瑠唯(富士通)も途中出場して速攻から巧みなアシストを記録して客席を盛り上げ、27―19で日本がリードした。 第2Qは高さのある相手に対して劣勢に立った。要所で馬瓜エブリン(デンソー)が得点を挙げたが一時は同点に追いつかれた。それでも終盤に宮澤夕貴(富士通)も3点シュートを沈めるなどして突き放して、このQを終えて50―43とリードを保った。 第3Qは得意の3点シュートで日本が攻勢をかけた。序盤から山本や林、札幌市出身の東藤なな子(SFトヨタ紡織)らが決めた。オーストラリアもインサイドから攻め立て食い下がるが、第2Qと同様に終盤に宮澤が価値ある3点シュートを見事に決めて76―68とした。 最終Qは互いに得点を奪い合う展開でスタートも、じわりとオーストラリアが詰め寄った。一時は2点差まで詰め寄られたが、林が要所で連続得点を挙げるなどして逃げ切った。
西日本新聞社