カラバッジョの新発見絵画を公開 3年前、危うく安値で売却
【パリ共同】スペインの首都マドリードのプラド美術館で27日、イタリア絵画の巨匠カラバッジョ(1571~1610年)の新たに発見された絵画が公開された。3年前、無名画家の作品と誤認され、危うく安値で売られるところだった。欧州メディアが伝えた。 絵画の題名は「この人を見よ」。いばらの冠をかぶり、両手を縛られた血まみれのイエス・キリストが十字架にかけられる直前に、ローマのピラト総督が民衆に見せつける様子が描かれている。カラバッジョが死去する直前の1605~09年に描いた。 2021年、別の画家の作品と勘違いされ、1500ユーロ(約25万円)の初値でオークションにかけられそうになった。