棒術&パルクールにハマる元「テラハ」タレント・田辺莉咲子「誹謗中傷で落ち込んでも笑顔でいられるのはスポーツのおかげ」
【笑顔でいられるのはスポーツのおかげ】 バトントワリング一筋の少女から、複数のスポーツを並行して楽しむスポーツタレントとなった田辺さん。今後、どれかひとつの競技を極めるつもりは? 「ひとつの競技に集中した場合、技術的、体力的な壁にぶち当たることがありますよね。繰り返し練習しても簡単に乗り越えられない場合もけっこうあるんです。すると、自分は運動神経が悪い、センスがないと自己嫌悪に陥ってしまうんです。 そこで、気分転換にほかのスポーツをちょっとやってみるとけっこう救われたりするんです。パルクールは最近うまくいかないけど、棒術をやってみたら思ったより体が動いたとか、とりあえず何も考えずにキックボクシングでミット打ちをやってみたら頭がすっきりしたりとか。いろんなスポーツの選択肢がある今は、とても充実しています」 終始笑顔を絶やさない姿が印象的だが、田辺さんにその秘訣と今後の目標を話してもらった。 「温かい言葉をもらうこともあれば、いわれのない誹謗中傷を受けることもあります。もちろん落ち込むこともありますが、笑顔でいられるのは......やっぱりスポーツのおかげです(笑)。 昨日より今日の自分がかわいくなることはあんまりないけれど、懸垂が一回多くできることはあるわけです。スポーツをするなかで、自分で自分がよくできたと認めてあげることが小さな自信になる。とりあえずの目標は自分が健康で楽しくいられること。その元気を誰かに分け与えることができたらいいなと願っています!」 終わり 前編<貧乏生活から「テラハ」出演のシンデレラストーリー「うわ、私って小さい!」田辺莉咲子はコンプレックスを原動力に変えた>を読む 撮影協力/Monkeys Parkour Park YOKOHAMA 【プロフィール】田辺莉咲子 たなべ・りさこ 1998年1月14日、愛知県生まれ。高い運動神経と豊富なスポーツ経験を活かし、フィットネストレーナー、スポーツタレントとして活動。人気リアリティ番組『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』でブレイク。格闘技イベント『BreakingDown』のインタビュアーも務める。特技は棒術、パルクール、バトントワリング。
小林 悟●取材・文 text by Kobayashi Satoru