「あまりもの同士がくっついたんです(笑)」大久保嘉人の妻・莉瑛が明かす結婚生活「ロマンチックなことはないけれど」
私は学生時代はソフトテニス部に入っていたのですが、運動は得意ではなく、主に生徒会活動をしていました。ずっとサッカーをしていた夫とは真逆の高校生活を送っていたと思います。夫は生徒会という組織があることも知らないような感じだったので、お互いが過ごしてきた環境を「信じられない」と言い合ってきましたね。
■夫が寄り添ってくれた経験を子どもたちにも ── 4人の男の子を出産されましたが、妊娠を機に病気が発覚したことがあったと伺いました。
大久保さん:4男を妊娠する前に流産したのですが、妊娠中に部分胞状奇胎という異常妊娠だったことがわかり、6週で妊娠が継続できなくなると診断を受けました。そこから掻爬(そうは)手術をしたのですが、組織が子宮に残っていて、hCGというホルモンの値が妊娠を継続しているときと同じ状態だと言われました。抗がん剤の治療が有効とのことだったので、1週間抗がん剤の投与をして、自宅療養を1週間というサイクルを3クール行いました。私はすぐに効果が出て1か月半ほどで数値が下がりました。
── 抗がん剤治療の前に、旦那さんと息子さんが全員丸刈りにしたというエピソードが話題になりました。 大久保さん:子どもたちは小さかったので、そのことをはっきり覚えているわけではないのですが、いまだに話に上がったり、写真で見たりする機会もあるので本人たちも認識しています。本当にドラマで見るような感じで、ごっそり髪の毛は抜けたのですが、もともと毛量が多かったので、見た目はそこまで少なくなった感じはなく、外出の際は帽子をかぶって過ごせていました。毛量はもともとの半分くらいに減った感じで、まつげや眉毛は結構抜けました。私の場合は治療の効果がすぐ出たものの、数値が下がらず抗がん剤治療を長く続けていけば、もっと髪の毛も抜けていたと思います。子どもたちも夫もそれ以降に丸刈りにしたことはないのですが、今スペインでサッカーをしている3男が、先日、現地の美容室で丸刈りにしていました。丸刈りはあれ以来だと思います。