初めて車を買い替えます。自賠責保険や任意保険はどうすればよいのでしょうか？ ベストなタイミングはありますか？

車の買い替えが初めての場合、自賠責保険や任意保険をどのようなタイミングで切り替えるべきか分からない人もいるでしょう。自動車保険は適切なタイミングで契約等を変更することで、スムーズに保険契約を引き継ぐことができます。 そこで本記事では、車の買い替え時に気にしておきたい自賠責保険と任意保険のタイミングについて解説します。

車を買い替えた場合の自賠責保険

自賠責保険では、これまで乗っていた車を売却した際に、残りの未経過期間分の保険料が買い取り額に上乗せされる場合があります。廃車の際は自賠責保険を解約でき、未経過期間分が解約返戻金として戻ってきます。 なお、どちらの場合であっても3ヶ月ほどの未経過期間分が残っていないと、買い取り額への上乗せや解約返戻金が戻ってこないことが多いです。 買い替えによって新しく車を購入したタイミングで、再び自賠責保険に加入します。自賠責保険は必ず加入しなければならない強制保険であるため、購入時にディーラー等で加入するケースが多いでしょう。 自賠責保険は、所有者ではなく車にかける保険であるため、中古車の場合は名義が以前の所有者名になっていることも考えられます。中古車を購入する際は、自賠責保険の名義が変更されているか確認しましょう。

車を買い替えた場合の任意保険

車を買い替える場合、任意保険の契約を変更しなくてはなりません。車を買い替えることによる保険変更方法には、2種類あります。これまでの保険契約を継続できる「車両入替」と「解約の後に新契約を結ぶ」という方法です。 本項では、車を買い替えた場合の任意保険について解説します。 ■車両入替 車を買い替えて新しい車に乗る際は、契約車両の変更手続きをすることで保険契約を維持できます。新しい車が納車される前に、保険会社に対し変更手続きをしてください。納車前であっても、納車日と車検証に記載の情報があれば変更手続きは可能です。 車両入替をすることで、これまでの等級も引き継がれます。しかし車種によっては保険料が変更となる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。 ■新たに加入し直す 新たに任意保険に加入し直したい場合は、現在の保険を解約して、新しく保険契約しましょう。解約した場合、未経過期間分の保険料を解約返戻金として受け取れることもあります。