【困惑する10代】「勝手にストーリーに写真をあげられた」鍵アカでもNG 「相手の許可」忘れずに
鍵アカでも流出の可能性あり
―「鍵付きアカウントには投稿しても問題ない」と考える中高生もいるようです。 鍵付きのアカウントだからといって、投稿が安全だとは限りません。誰かがあなたの投稿をスクリーンショットで保存し、無断で転載する可能性もあります。鍵付きかどうかに関係なく、他人に見られたくない情報や画像は投稿しないこと。動画の一部など特定の瞬間が切り取られて、誤解を招くこともあります。 ―自分のプライバシー情報をSNSで公開する際、どのようなことに気をつけるべきですか? 未成年のうちは、顔や名前などの情報をどこまで公開するか、まずは自分で考え、保護者と相談して方針を決めましょう。アカウントに鍵をかけたり、仮名を使ったりすることも選択肢の一つ。保護者に自分の投稿を必ず見せる必要はありませんが、安全にインターネットを利用するために、プライバシー情報の管理を適切に行ってほしいと思います。
藤川大祐(ふじかわ・だいすけ)
千葉大学教授、教育学部長。専門は教育方法学。文部科学省「ネット安全安心全国推進会議」委員、安心ネットづくり促進協議会普及啓発広報副委員長などを歴任。著書に『教師が知らない「子どものスマホ・SNS」新常識』(教育開発研究所)など。
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