韓国、かさむ子の学習塾代 少子化も止まらぬ教育熱
【ソウル共同】苛烈な受験戦争で有名な韓国で、家庭の学習塾向けの費用が増え続けている。統計庁が14日に調査結果を発表した。2023年に小中高生が習い事に費やした金額は計27兆1千億ウォン(約3兆600億円)で前年比4.5%増。少子化が進む中、3年連続で過去最高を更新した。教育費の家計圧迫は若者が子どもを持つことを敬遠する要因の一つだが、塾通いの過熱化は止まらない。 調査結果によると、23年には小中高生の78.5%が習い事に通い、このうち高校生1人当たりの出費が月平均で74万ウォン(約8万3千円)、中学生59万6千ウォン、小学生は46万2千ウォンだった。