「痛恨の極み」石破総理が陳謝 衆院選大敗…反省会で辞任要求も 今後の政権運営は?
石破茂総理大臣は、与党で過半数割れの事態となった衆議院選挙を総括する場で「痛恨の極み」と陳謝しました。出席した議員からは、石破総理の辞任要求も飛び出しました。 【画像】会合後、無言で去った石破総理 “花形”予算委員会の委員長ポストは自民から立憲へ
■“非公認”当選議員も「大反省会」出席
石破総理 「今回の選挙におきまして、多くの我が党の同志の皆様方、議席を失われる結果となりました。誠に痛恨の極みであります。本当に深く反省をし、おわびをしなければならないと考えている次第でございます。誠に申し訳ございません」 「大反省会」とも言える会合にはおよそ200人の国会議員が出席。自民党から公認を得られず無所属で戦って、当選した萩生田光一氏や平沢勝栄氏の姿もありました。 自民党 西田昌司参院議員 「当初2時間の予定が3時間。それぞれの意見についての、幹事長、総裁としての答弁があったということ」 出席者から石破総理や森山裕幹事長に対し、厳しい意見が相次ぎました。
■非公認候補支部への2000万円支給
自民党 柴山昌彦元文部科学大臣 「いかに国民世論からかけ離れたものであるかということを、きちんと執行部の皆さんに受け止めをしてもらい、検証をしっかりと行うべきだという趣旨の発言をした」 西田議員 「2000万円問題で一挙に選挙戦の流れが変わって、大きく仲間が落選した。『何でこういうことをしたのだ』と、何人もの方が言っていましたね」 2000万円を追及する質問が出た時は、静かな会場内から「そうだ」という声が上がったといいます。
■党の意思決定の基準とプロセス
柴山元文科大臣 「意思決定プロセスが場当たり的になっているのではないか」 自民党 小林鷹之元経済安全保障担当大臣 「公認・非公認の問題。また比例の重複がない様々な決定の背景や経緯、また基準について、私を含めて多くの同僚が説明を受けていない状況ですので。この点について、明確な説明を求めた」 出席した閣僚経験者 「非公認や比例重複禁止にしたことについては、二重処分だと党の決定プロセスに問題があるとする意見が、安倍派以外から出ていた」