役所広司、内野聖陽、土屋太鳳、河合優実、磯村勇斗ら集結 『八犬伝』本予告&本ビジュアル
役所広司主演映画『八犬伝』の公開日が10月25日に決定し、あわせて本ビジュアルと本予告が公開された。 【写真】『八犬伝』場面写真 本作は、山田風太郎のファンタジー小説『八犬伝 上・下』(角川文庫刊)を、『鋼の錬金術師』シリーズなどで知られる曽利文彦が監督を務め映画化するエンターテインメント大作。里見家にかけられた呪いを解くため、運命に引き寄せられる若き8人の剣士たちの戦いを描く。 主人公・滝沢馬琴を役所が演じるほか、葛飾北斎を内野聖陽、八犬士の運命を握る伏姫を土屋太鳳、馬琴の息子・宗伯を磯村勇斗、宗伯の妻・お路を黒木華、馬琴の妻・お百を寺島しのぶがそれぞれ演じる。八犬士には、犬塚信乃役に渡邊圭祐、犬川荘助役に鈴木仁、犬坂毛野役に板垣李光人、犬飼現八役に水上恒司、犬村大角役に松岡広大、犬田小文吾役に佳久創、犬江親兵衛役に藤岡真威人、犬山道節役に上杉柊平、そして八犬士の最大の敵・玉梓役に栗山千明が名を連ねた。また、八犬士の一人・犬塚に想いを寄せる浜路役で河合優実、戸時代を代表する歌舞伎狂言作者・鶴屋南北役で立川談春、劇中劇の七代目市川團十郎と三代目尾上菊五郎役で中村獅童と尾上右近が出演する。 公開された本予告では、悪を打ち取る八犬士の戦いと幾多の困難を乗り越えて「八犬伝」を完成させようとする滝沢馬琴(役所広司)の情熱と、それを支える家族の絆、そして親友の浮世絵師・葛飾北斎(内野聖陽)との友情が捉えられている。 「八つの珠を持つ者たちをお探しください」と言い残した伏姫(土屋太鳳)の様子を、「これが八犬伝の始まりだ」と馬琴は語り始める。「勧善懲悪」をテーマに里見家にかけられた呪いと戦うために、八つの珠を持つ八人の剣士が過酷な戦いの旅に出るその物語を聞いた親友の北斎は、「ますますおもしれえ」と魅了される。馬琴は「悪が勝つこともあるこの世の中だからこそ、読者には別の世界を味わってもらいたい。虚の世界だ」と壮大な物語を書き進めるが、鶴屋南北(立川談春)に自身の正義を批判され、「正しき者が勝つという主題で書いている八犬伝など……」と次第にその信念に迷いが出る。そして息子・宗伯(磯村勇斗)の病気、自身の失明という困難に見舞われた馬琴の筆は遂に止まってしまう。雨の中で立ち尽くし、現実に打ちひしがれ、筆を投げつける馬琴に義理の娘・お路(黒木華)からある申し出が。「諦めないでください!」と希望を捨てないよう懇願するお路の熱意は暗闇に飲み込まれそうだった馬琴の心に再び執筆への火を灯し、馬琴は「私にはまだやり切らねばならぬことがあるのだ」と新たに決意を固める。 あわせて公開された本ビジュアルには、「正義で何が悪い」という力強いコピーが添えられ、八犬士や玉梓など「八犬伝」のキャラクターが躍動する中で、馬琴や北斎をはじめとしたキャラクターが佇んでいる。 なお、本作のムビチケカードが7月12日に発売。購入特典として、数量限定で八犬士(渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、松岡広大、佳久創、藤岡真威人、上杉柊平)と伏姫(土屋太鳳)のキャラクタービジュアルをデザインした9連ポストカードが付いてくる。
リアルサウンド編集部