J3参入の高知が監督交代…新監督に秋田豊氏が就任! 退任の吉本岳史監督「ご納得いただけない方もいると思っています」
高知ユナイテッドSCは22日、吉本岳史監督の退任と秋田豊氏の新監督就任を発表した。 【動画】高知が県勢初のJリーグへ! 歓喜のゴール 2016年に創設された高知は、2017シーズンからの四国サッカーリーグ3連覇を経て、2020シーズンにJFL入り。吉本岳史監督体制3年目を迎えた今季は2位でフィニッシュすると、J3・JFL入れ替え戦でY.S.C.C.横浜に2戦合計スコア3-1として高知県勢初のJリーグ入りを決めた。 今季限りで高知を去ることとなった吉本監督は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。 「今シーズンでチームを退団します。この選択をするまで本当に悩み、非常に苦しい時間を過ごしました。共に想いをもって歩んできてくれた一人ひとりの顔が浮かばないわけがありません」 「ご納得いただけない方もいると思っています。それでも、いつか私の選択がこの大切な地元高知に何かを返すことができると信じて、この決断に至りました」 「これまで高知ユナイテッド SCで思いの炎を紡いでこられた選手、スタッフ、サポート企業、メディア、高知ユナイテッドSCに関わる全ての皆様。そしてどんな時もチーム、選手の背中を押し続けてくれた高知ユナイテッド SC サポーターの皆様。5年間本当にありがとうございました」 「思い返してみれば、コーチで2年、監督として3年。昨年の天皇杯の快挙、国体優勝、リーグ戦2位から悲願のJ3参入。高知ユナイテッドSC の歴史に1ページずつ刻むことができました。その喜びを忘れることはありません。 最高の仲間に出逢い、素敵な方々に支えていただいた至福な月日でした。 もっと成長し、もっと良い指導者になって、たくさんのサッカーファミリーに愛される人間力を身につけて、また皆様にお会いできることを楽しみにしています。 これからも挑戦と共に生きていきます」 新たに高知を指揮することとなった現在54歳の秋田氏は現役引退後、京都サンガF.C.や東京ヴェルディ、FC町田ゼルビアで監督を歴任。2020年からはいわてグルージャ盛岡を指揮し、2021シーズンには明治安田J3リーグで2位に入りクラブ史上初のJ2リーグ昇格に導くも、翌年は最下位で1年での降格となり、同シーズン終了後に退任。2022年10月からは岩手の代表取締役オーナー兼代表取締役社長を務めていた。