“CFロメロ”が恐ろしすぎる 武闘派DFの一撃がスパーズを生き返らせた「彼は決して戦いをやめない」
アーセナルを追い詰めた
アーセナルとのノースロンドンダービーに2-3と敗れたトッテナム。CL出場権確保のためアストン・ヴィラと4位を争っているが、これで勝点7の差がつくことになってしまった。 [動画]ロメロ執念の一発! 冨安もフル出場のノースロンドンダービーハイライト 前半に3点を先行されたものの、むしろペースはスパーズにあったと言ってよかった。反撃の口火を切ったのはDFクリスティアン・ロメロだ。 ロメロは64分に、アーセナルGKダビド・ラジャの軽率なパスを高い位置で奪うと、そのままゴールに流し込み1点を返した。CBがなぜあの位置にいたのかわからないが、スパーズに活力を与える一発となったのは確かで、スタジアムには怒号のような歓声が響き渡った。 その後もまるでCFかのような位置まで上がり、フィジカルバトルで脅威となっていたロメロ。英『football.london』はロメロにチーム最高点の「8」を与え、決して諦めないその戦いぶりを称賛している。また、ロメロはスパーズのMVPを獲得したようだ。 「決して戦いをやめなかった。前半にヘディングシュートをポストに当て、後半にもわずかに超えるヘディングシュートを放った。ピッチ内でプレスを続け、アーセナルのボックスの端でラジャのまずいキックを拾い、冷静にゴールに流し込んだ」 実際、ソン・フンミンよりもデヤン・クルセフスキよりも得点の匂いがしたと言っても過言ではない。守備でもマルティン・ウーデゴーを吹っ飛ばすほどの強度を見せていたロメロ。この武闘派DFは、これから当たるリヴァプールもマンチェスター・シティも苦しめることになるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部