四国中央市の養豚場で致死率高い「豚熱」初確認 県は殺処分と封じ込めなどを指示【愛媛】
愛媛県は四国中央市の養豚場で豚やイノシシがかかる伝染病の「豚熱」の感染が確認されたと発表しました。 県内の養豚場での感染確認は初めてです。 県によりますと10月31日の午後1時頃、四国中央市の養豚場から飼育していた豚5頭が死亡したと県に報告があったということです。 国の研究機関で確定検査を行った結果、11月1日午後8時半に「豚熱」の感染が確認されました。 豚熱は豚やイノシシがかかる伝染病で致死率が高く、県内の養豚場での感染確認は初めてです。 これを受け、県は緊急の県豚熱対策本部会議を開き、中村知事が殺処分を進めて封じ込めを行い感染拡大を防ぐこと、風評被害を防止することなどを指示しました。 この養豚場で飼育されている豚は約60頭で、県は1日夜から殺処分を始め3日午前頃に完了する見通しだということです。 県内のほかの養豚場で異常はなく、養豚場では豚熱のワクチン接種を行っているため、移動や搬出制限区域は設定しないということです。 農林水産省によると、豚熱は人には感染せず、感染した豚の肉などを食べても人体への影響はないとしています。
テレビ愛媛