（写真：時事通信）

第2次石破茂内閣の“外交力”が問われている。 11月13日、石破内閣発足に伴う新人事で、新たに副大臣と政務官の顔ぶれが発表された。そのなかでもとりわけ注目を集めたのは、元おニャン子クラブのメンバー・生稲晃子参院議員（56）が外務政務官として登用されたことだろう。 【投稿あり】石破氏より先にトランプ氏に接近した人気YouTuber 外交における重要ポストに就任した生稲氏だが、13日放送の報道番組『news23』（TBS系）で映し出された、「特に力を入れていきたいことは？」という記者の質問に対し、「あの、それはもう、これから、あの……はい」と返答に窮する様子がネット上で批判を呼んだほか、当選1回という経歴をめぐっても、石破内閣の差配や政務官としての資質を疑問視する声が相次いだ。 そんななか、15～16日にかけてペルーで開かれたAPEC（アジア経済協力会議）首脳会議で本格的な外交デビューを果たした石破氏。中国・習近平国家主席とも首脳会談を行い、石破氏は記者団に対して「非常にかみ合った意見交換であったというのが私の印象であります」と語っていた。 一方で、今回の南米訪問後に調整されていた第47代米大統領として来年1月に就任予定のドナルド・トランプ氏との面会は、“見送り”になったと発表された。トランプ陣営が就任前は各国首脳とは原則的に面会しないとの方針を明かしていることが原因だとされているが、いずれにせよ石破氏としては外交的な“見せ場”を失ったかたちだ。 いっぽうで、そんな石破氏の“先を越した”として話題を集めているのが、チャンネル登録者数218万人以上の人気YouTubeチャンネル『Naokiman Show』を運営するNaokiman（ナオキマン）だ。16日のXで、こう報告した。 《なんと！！！！！！！素敵なご縁で……フロリダのトランプ大統領のマーアラーゴーのお家に遊びに行かせていただきました～！！密度な交流はできませんでしたが、この激アツなタイミングでトランプさんとお会いできるのは本当にありがたき貴重な体験でした！》 トランプ氏が所有する豪華リゾート『マールアラーゴ』の施設内で、タキシードを着て笑顔を浮かべるナオキマン。いったいどんな人物なのか。 「ナオキマンさんはアメリカ生まれで現在33歳。YouTubeではスピリチュアルや陰謀論、その他オカルトに関する動画を発信していて、作り込んだ動画の世界観とわかりやすい語り口で人気を博しています。’20年に開設したオンラインサロン『秘密結社NaokimanShow ー新世界よりー』も好評なようです。 また、『マールアラーゴ』は過去に安倍晋三元首相が首相在任中に招待された超豪華なリゾ―ト。ナオキマンさんとトランプ氏との関係性は定かではありませんが、8月にはトランプ氏をめぐる銃撃事件に関する考察動画を公開しています。また、大統領投開票日の11月6日には、Xで《 トランプの当選ほぼ確らしいですね！1月の就任式で色々あると聞いていますが…これでJFK、エプスタイン、UFOなどのオカルト万歳ネタが世に出るのか？！》と投稿していました」（WEBメディア記者） 報道によれば、トランプ氏とはいまだ“5分の電話会談”にとどまっているという石破氏。今回の面会断念はトランプ氏側の都合ということこともあり仕方ないが、Xでは、先にトランプ氏に接近したYouTuberと比較する声が上がってしまった。 《石破総理、YouTuberに先を越される（笑）》 《石破さんこの人に負けとるやん》 《トランプ次期大統領にとっては　石破総理はYouTuber以下の存在なのかも》 《トランプ次期大統領にとってはYouTuberより格下と言うことでしょうか？》 《日本の総理大臣よりユーチューバーの方を優先されるという情けなさ》