キャサリン皇太子妃と面会する可能性は? 天皇皇后両陛下の訪英、バッキンガム宮殿が詳細を発表
イギリス王室は、リシ・スナク首相が総選挙の実施を発表したことを受け、予定されていたロイヤルたちの公務の一部をキャンセルしました。そのため、すでに決定していた日本の天皇・皇后両陛下の訪問についても、「変更の可能性もあり得る」との見方が出ていました。 【写真】エリザベス女王の葬儀に参列した天皇皇后両陛下 ですが、バッキンガム宮殿は6月4日(現地時間)、両陛下の旅程に変更はなく、25日~27日の3日間、国賓として滞在予定であることを明らかにしました。宮殿の声明には、次のように記されています。 「国王陛下の招待により、日本の天皇皇后両陛下がイギリスを公式訪問され、2024年6月25日(火曜日)から27日(木曜日)まで、国賓として滞在されます」 両陛下は滞在中、ホース・ガーズ・パレードで行われる歓迎式典のほか、チャールズ国王夫妻がバッキンガム宮殿で主催する晩さん会に出席の予定です。 また、両陛下は22日にイギリスに到着し、公式行事の前にいくつかの施設を訪問することになっています。
そのほかバッキンガム宮殿は、天皇皇后両陛下の滞在中にロイヤルたちが果たすそれぞれの役割についても、詳細を明らかにしました。ウィリアム皇太子はチャールズ国王の代理として25日午前、両陛下が滞在されるホテルから歓迎式典が行われるホース・ガーズ・パレードまで同行します。 国王とカミラ王妃は式典の会場で両陛下を出迎え、そろってバッキンガム宮殿に移動。その夜の晩さん会には、ロイヤルファミリーの複数のメンバーが出席することになっています。 翌26日には、ギルドホール(ロンドン市庁舎)で開催される市長主催の晩さん会に、両陛下とともにエディンバラ公爵(エドワード王子)夫妻が出席します。 27日には、両陛下はバッキンガム宮殿で国王夫妻と面会した後、ウィンザー城に向かい、国王ジョージ6世記念礼拝堂のエリザベス女王の墓にリースを供えます。 なお、天皇皇后両陛下の公式訪問に伴って開催される一連の行事に、がん治療中のキャサリン皇太子妃は出席しないとのことです。国王の公式誕生日を祝って6月15日に開催されるトゥルーピング・ザ・カラーのリハーサルとして8日に行われる軍の観閲式も、欠席することが発表されています。 総選挙が7月4日に実施されることが決定し、ロイヤルたちの公務のスケジュールを見直したことについて、王室は「政治的中立を維持する必要がある国王が、候補たちの選挙活動に影響を及ぼす可能性がある公務を延期するのは重要なこと」だと説明しています。
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