【カオスなPTA役員決め】「夏休みに転校するので免除を」と繰り返して…もう5年生! 今年も「引っ越しするする詐欺」の保護者にぼう然
入学進級の季節。PTAの役員選出に緊張している人も多いのではないでしょうか。「どうにかして役員を逃げたい!」と思いつつ、それでもほとんどの人は「選出されたらやるしかない」と腹をくくるもの。しかし、中には役員になりたくない一心でとんでもない行動に出る人もいるようです。 【漫画】引っ越して転校するまででも「役員をやってほしい」と思うのだけど…(全編を読む)
「引っ越しするする詐欺」で何年も乗り切ろうとする保護者
U子さん(埼玉県在住、40代、パート)の子どもが通う小学校では、特別な理由がある場合に限りPTAの役員選出対象外になります。役員選出時期になると、毎年PTAが意思確認のアンケートを実施。役員選出を辞退したい人は理由を書かなければなりません。さらに、役員選出の懇談会では保護者の前で理由を発表、出席できない場合は手紙を書いて役員に読んでもらい、その場にいる保護者の多数決によって免除するか否かが決まることになっています。 3人の子どもがいるU子さんは、役員選出の懇談会に何度も出席しており「特別な理由」をいくつも聞いてきました。親の介護や本人の持病など、多くはやむを得ない理由ですが、1人だけ「それはないでしょう」という理由で役員免除を申し出る保護者(K美さん)がいます。 K美さんは「夏休みに転校する予定」という理由で免除を申し出ますが、引っ越しも転校もしません。そして、次の年に全く同じ理由で役員免除を申し出ます。ツッコミが入ると「会社の都合で転勤が延期になった」と言い訳をするのです。現時点ですでに5年生ですが、これまで毎年「会社都合で引っ越しが延期」されてきたといいます。 今年もK美さんは「夏休みに学区外に引っ越しする」と免除を申し出てきました。「絶対嘘だろう」と思うU子さん。周囲も明らかに嘘だと思っていますが、面倒事に巻き込まれるのが嫌で「免除を認めない」には手を挙げません。U子さんも「引っ越して転校するまででも良いから役員をやってほしい」と意見を述べようか悩みますが、やはり面倒事が嫌で、モヤモヤした気持ちを抱えたまま黙っている状態です。