【カオスなPTA役員決め】「夏休みに転校するので免除を」と繰り返して…もう5年生! 今年も「引っ越しするする詐欺」の保護者にぼう然
逃げようとする人が出るのはPTAあるある?
保護者のみなさんにPTA役員選出時のエピソードを聞いてみると、「役員に当たったけれど強引に逃げる人が居た」という話も出てきました。 ▽30代・神奈川県在住の保護者 くじで役員に当たった人が泣き出してごねまくったことがあります。子どもが通う小学校は、PTAが免除される基準が明確に決められているので、それ以外では辞退することはできません。それでも「無理」と主張し、結局他の人がやることになりました。大人になっても泣き落としとは、さすがに呆れました。 ▽40代・東京都在住の保護者 PTA役員をやりたくないからと言って、PTAを脱退した人がいました。PTA役員を選出する保護者会に来られなかった人にくじが当たり、電話で連絡したところ「役員やりたくないのでPTA脱退します」とガチャ切りされました。その後本当に脱退してしまい、結局役員決めは仕切り直しになってしまいました。
役員選出はPTA最大の難関かも?
PTA活動の内容はさまざまですが、最大の難関はこういった「役員選出」かもしれません。個人情報保護の観点から、PTAの加入者情報は厳重に取り扱わなければならず、役員選出委員会が1年かけて準備をしていたりします。 学校によって役員選出方法もさまざまで、くじ引きもあれば「現役役員が電話で次の役員を探す」という方法をとっているところも。この場合、居留守などを使う保護者も多く、役員の手間は非常に大きくなります。 PTAは任意団体なので、やりたくなければ加入しない自由は認められているはず。それでも子どもたちのために参加する保護者が多数派の中、毎年のように役員選出で起きるトラブルを見ると、PTAの在り方について考えてしまいますね。 ▽40代・奈良県・小5男児の母 役員決めの「重たい雰囲気」が嫌いです。今までくじ引きやじゃんけんに遭遇したことがないです。皆さん快く挙手してくれる学年なので助かっています。 ▽40代・愛知県・中2女子、小5女児の母 うちの学校はポイント制。役によって2年間のもの2ポイント、1年間のもの1ポイントとなっていて、卒業までに3ポイントクリアしなければならない。最終的にポイントが足りなくなったら、卒業対策委員をやらなければならないので、いつも役の奪い合いのじゃんけんになる。 ▽40代・福岡県・小6男児の母 くじで役員に決まってPTA本部役員に決まった人が結局2年間の任期中1度も顔を表さなかった。それでも任期を全うしたことになるので、呆れるしかない。 ▽30代・大阪府・中1男子の母 コロナ禍で役員を引き受けたが、集まり一切なし、学校のイベントも中止で、結局何も活動せずに終わった。 (まいどなニュース特約・わたなべ こうめ)
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