「光る君へ」清少納言の着物は定子の形見か 「源氏物語」批評に期待高まる
29日に放送された吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の第37回では前回に続いて清少納言(ききょう/ファーストサマーウイカ)が登場。まひろ(吉高)の書いた「源氏物語」への反応にも熱い視線が注がれているが、彼女がまとっていた着物が注目を浴びている。 【画像】清少納言と同じ着物をまとう定子(高畑充希) 愛してやまなかった中宮・定子(高畑充希)の亡き後も喪失感にとらわれ、今は一条天皇(塩野瑛久)と定子の第一皇女である脩子内親王(井上明香里)に仕える清少納言。前回では伊周(三浦翔平)から、帝が今は清少納言が亡き中宮のために執筆した「枕草子」よりも、道長(柄本佑)の指示でまひろの書いた「源氏物語」に心を奪われていることを聞かされ、激しく動揺。伊周に「源氏物語」を読ませてほしいと訴えていた。
第37回では清少納言が脩子内親王のもとで「源氏物語」らしき書物を読んでいる姿が映し出されると、着用していた着物が定子と同じものであることが話題に。亡き中宮への思いの丈を表すかのような一コマだが、28日に同シーンの写真がドラマの公式Instagramで公開された際にも「定子さまが召してらしたお着物ですね」「定子様の着物着られてるんですね」など反応が寄せられていた。
これまでは同じ文学に携わる者としてまひろと理解を深め絆を育んでいた清少納言。「紫式部日記」には清少納言への中傷が綴られているが、本作では二人の仲はどうなるのか。終盤では清少納言がまひろの局を訪れ「光る君の物語、読みました」と告げる場面があったものの、肝心の物語の感想は次回へと持ち越され、「あーいいところでまた終わったよ」「ええええ来週なのかよ!」「またつづくw」「直接対決は次週に持ち越しか」としびれを切らす視聴者が続出している。
なお、着物と言えば、中宮・彰子(見上愛)の着物の色が薄紅色からお気に入りのあさぎ色にチェンジ。一条天皇の子を産んでから見違えるように自分らしく、生き生きとした彰子の姿に「好きな色の着物着て笑顔な中宮様イイネ」「彰子さま、空色の着物!」「まぶしすぎる笑顔」と歓喜の声が上がっていた。(石川友里恵)