＜巨・D＞8回、代打・蝦名を併殺に仕留め歓喜する阿部監督（撮影・島崎忠彦）

　◇セCSファイナルステージ第5戦　巨人1―0DeNA（2024年10月20日　東京D） 【写真】＜巨・D＞キャッチボールする戸郷と菅野（撮影・島崎忠彦） 　巨人の阿部慎之助監督（45）は3勝3敗（アドバンテージ1勝を含む）のタイで迎える21日のラスト第6戦は総力戦で臨むことを明言した。 　巨人は引き分けでも4年ぶりの日本シリーズ進出が決まるが、運命の第6戦は、16日の第1戦で7回途中2失点ながら敗戦投手となったエース戸郷を中4日で先発マウンドに送る。 　そして、この日3連投だった守護神・大勢について「明日もいってもらう予定でいます。けども総力戦で、相手もそうですけど、なかなか簡単には勝たせてくれないと思うので、とにかく総力戦でいきたいと思います」とキッパリ。 　さらに、17日の第2戦で7回2失点ながらこちらも敗戦投手となっていた菅野も志願のブルペン入りでスタンバイ。「ね」とベテランの心意気を喜んだ阿部監督は「グリフィンも入ってくれるって言っていたので」と18日の第3戦に先発して4回1失点だったグリフィンもブルペン入りを志願したと明かした。 　まさにフル動員で臨む最終戦。試合展開によっては、中4日で先発する戸郷に続いて中3日の菅野、中2日のグリフィンも投入する構えで「総力戦で行きます」と眼光鋭くうなずいた。