【イベントレポート】アイドル大喜利大会「おもカワ」で8名激突!“おも”と“カワ”を合わせ持つニュースターここに誕生
アイドルによる大喜利イベント「おもカワ2024~アイドル大喜利シングルトーナメント~」が9月6日に東京・座・高円寺2にて開催され、小島はな(AMEFURASSHI)、姫野ひなの(#Mooove!)、岸本ゆめの、鍛治島彩(アップアップガールズ(2))、齋藤有紗(ラフ×ラフ)、minan(lyrical school)、君島凪(yosugala)、希山愛(ばってん少女隊)の8名が出演した。この記事では同イベントの模様をレポートする。現在TIGETではイベントのアーカイブ映像が販売されているので、購入予定の人はネタバレにご注意を。 【写真】アイドル大喜利大会「おもカワ」新チャンピオンは ■ 「おもカワ2024」開幕 「おもカワ」は、“面白さ”と“かわいさ”を融合させた、ナタリー発の大喜利イベント。これまで計4回行われており、7月にはスピンオフイベント「おもカワ~アイドルコントバトル」が行われ話題を呼んだ。1年9カ月ぶりの開催となる今回は、各グループからの選抜メンバーが1対1のシングルトーナメント形式で対戦。玄武コーナーと白虎コーナーに分かれ、面白い回答、またはかわいい回答で相手のポイントを奪い合うというルールだ。これまで同様に構成・演出をせきしろ、大会委員長をバッファロー吾郎Aが務めた。 暗くなった場内にゴング鳴り響き、MCを務めるザ・ギースが登場。「おもカワ2024」の開幕を告げると、続々と選手が入場してくる。対戦カードを決めるくじ引きがさっそく行われ、その結果、第1試合で小島と姫野、第2試合で岸本と鍛治島、第3試合で齋藤とminan、そして第4試合で君島と希山が対戦することが決定。同じ事務所同士の対決になった岸本と鍛治島は口をそろえて「一番戦いたくなかった」とコメント。また、ともに「おもカワ」初出場の君島と希山は「裏で一番話していたので、あら!という感じで」「まさか当たると思っていなかったので。もっと仲良くなれたらいいなと思います」とそれぞれ心境を語った。 ■ 小島はな(AMEFURASSHI)vs 姫野ひなの(#Mooove!) 1回戦第1試合が始まり、いきなり対戦を迎えた前回王者小島は「ここ数週間、ずっと大喜利が頭にちらついて何も集中できなかったので、使えなかった集中力をここで使いたいと思います」とコメント。対する姫野は「私も緊張してたんですけど、朝から世界で一番大好きなピザまんを食べて活力を付けてきたので大丈夫です!」とかわいらしく意気込んだ。1問目に「12時に魔法が解けたシンデレラ、一夜明けて昼12時は何してる?」というお題が出されると、カボチャなどのシンデレラの要素をうまく拾った答えで小島が早くも2ポイント奪取。姫野はフリップを2枚使ったり、「たび」「ぞうり」というワードを被せたりと、自由奔放に回答を繰り出す。その後、イラストを駆使するなど大喜利巧者っぷりを発揮する小島と、“カワ”要素強めの答えで会場の空気を自分色に染めていく姫野がデッドヒート。1戦目から早くも判定にもつれ込み、2対1で小島が辛勝した。 ■ 岸本ゆめの vs 鍛治島彩(アップアップガールズ(2)) 2試合目は事前番組「おもカワ予備校」で大喜利の特訓を積んだ岸本と、「おもカワ」4回目の出場にして初勝利を目指す鍛治島による対戦。1問目はゴリラの写真を使った「何を思い出そうとしている?」というお題で、出題されるやいなや岸本が「初心」という会心の答えを出し、拍手をかっさらった。2問目「日毎涼しくなる9月。サンタクロースは何をしている?」にて、鍛治島が2ポイント連続で奪うと、岸本は「六本木で元木と飲み」という毒っ気のある答えで空気を取り戻す。この試合も判定となり、2対1で鍛治島が勝利。ついに2回戦への切符を手にした鍛治島は「信じられないです……!」と喜びをあらわにした。 ■ 齋藤有紗(ラフ×ラフ)vs minan(lyrical school) 第3試合では、青春高校3年C組チームとして出場して以来、3年半ぶりの「おもカワ」出演となる齋藤と、大会常連のminanが対決。「試着した服が明らかに似合っていないお客さんを、それでも褒めようと店員が言った一言とは?」というお題では、齋藤が「洗濯して色落ちたら似合いそう」、minanが「お客さまと話してたら私まで楽しくなってきました~」という的確な答えで、ザ・ギースに「2人ともうまいですね」と言わしめる。計3問が出題されたこの試合だったが、齋藤は常にペースを落とさず、初出場とは思えないアグレッシブさで強敵相手に好戦を繰り広げる。しかしminanが安定した試合運びで着実にポイントを奪い、結果的に2対4で勝利をものにした。 ■ 君島凪(yosugala)vs 希山愛(ばってん少女隊) 1回戦最後となる第4試合には君島と希山が登場。希山はほんわかとした口調で独特の面白さを持った答えを次々と出し、あっという間に大きくリード。君島は「『困った時に開けなさい』と言って和尚さんが渡してくれた袋。何が出てきた?」というお題に対して、「シャインマスカット♡」と“カワ”に振り切った答えを出してポイントをもぎ取る。かと思うと「不動産の権利」という完全に“おも”な答えを出し、その落差で爆笑を生み出した。しかし、序盤に開いたポイント差はわずかに埋まらず、希山が1対3で逃げ切った。試合終わりに希山は「私いっぱい紙を使っちゃったかもしれないです。裏に書けばよかったですね、すいません……」と、喜ぶでもなく謝罪していた。 ■ 決勝への切符をもぎ取ったのは 準決勝第1試合は前回王者小島と、初の2回戦進出となる鍛治島が激突。1問目では鍛治島が3答すべてでポイントを奪い、絶好調っぷりを見せつける。しかし2問目で小島が猛追し、残りポイント1対1で判定へ。その結果、鍛治島が決勝へと駒を進めた。2試合目はminanと希山の対戦。「織田信長が生涯で一度も口にしたことのない言葉を教えてください」というお題に、信長のイメージとはおよそかけ離れた希山の口調がハマり、会場の空気をものにする。最後は思いもよらないブラックな答えでminanのポイントを奪い尽くし、決勝進出を決めた。 ■ 新たな王者が誕生 「おもカワ」王者を決める最後の戦いは、4回目の出場にして初決勝の鍛治島と、初出場で初決勝の希山という正反対の戦歴の2人による試合。「校長先生の話が長すぎる! 今は何の話をしている?」に対して、鍛治島は「僕も君たちみたいな10代の頃があったよ。そして20代の頃はね……」、希山は「みなさんが静かになるまで2時間かかりました」と答え、1答目からそれぞれポイントを奪う激しいつばぜり合いが始まった。2問目は海辺で飛び跳ねる2人の女性を捉えた写真を使った「このあと2人に訪れる悲劇とは?」というお題。鍛治島が「右側だけ乃木座46に受かる」というアイドルならではの答えで大きな笑いを取り、お互いに残り1ポイントという激闘に。しかし、すかさず希山が「一緒に仲良く跳んだはずが『あの、すみません。どなたですか……!?』」という答えを出し、大きな拍手と笑いを起こしたところで試合終了。ラストにふさわしい大爆笑で希山が優勝を決め、“おも”と“カワ”を兼ね備えた、まさしく「おもカワ」にふさわしいニュースターが誕生した。 チャンピオンベルトを贈呈された希山は「記憶がないです。私が思いつかないような回答をみんな出してて勉強になったし、すごい楽しかったです。ありがとうございました」とコメントしつつ、ほかの出場に深く一礼して敬意を表する。また審査員特別賞として、音楽ナタリー賞に鍛治島、バッファロー吾郎A賞に小島、せきしろ賞に齋藤が選ばれ、それぞれに花束が贈られた。最後に希山は改めてステージ中央に立ち、観客から祝福の拍手を浴びた。 このイベントの模様を収めたアーカイブ映像は9月29日までTIGETにて販売中。配信特典として対戦後のコメントや、各出演者の対戦時の様子を1ショットで撮影した映像も収められている。