アブダビGPのFP2は2度赤旗で消化不良も、タイム順はルクレール、ノリス、フェルスタッペン…角田裕毅は15番手|F1
2023年のF1最終戦、第23戦アブダビGPのフリー走行2回目が現地時間24日行われた。 ●【動画】FP2のトップはルクレール…ノリス、フェルスタッペンが続く 現地ヤス・マリーナはFP1、F2の予選から引き続きドライコンディションでセッション時刻を迎えた。 日没間近の時間ながら、土曜日の予選、日曜日の決勝と走行条件が近いこともあり、各チームは60分のセッションが開始するとともに積極的にトラックへと出ていって周回を始める。 だが開始8分が経過し、カルロス・サインツがターン3手前でコントロールを失い、テックプロバリアに激突。これでセッションは赤旗中断となった。サインツにとっては前レースのFP1に続き、2レース連続でのFP開始8分で赤旗を誘発する事態となっている。 20分以上の中断を経て、現地時刻17:35よりセッション再開とアナウンスされる。これでFP2は残り25分のみとなった。 ここから新品タイヤを入れて、予選想定のアタックを行うドライバーも。だが残り22分、今度はニコ・ヒュルケンベルグがターン1の出口でコントロールを失い、ターン2手前でスピン。リアをぶつけてマシンストップし、これでFP2は再度赤旗となってしまう。 現地時刻17:44よりFP2再開となり、ここまでデータが収集できていない状況でもあるため、各ドライバーはすぐさまトラックへと出ていく。ここから予選想定のアタックに出るマシンが多くなり、ラップタイムはどんどん短縮されていった。 結局セッション時間の半分近くは赤旗中断というFP2になったが、1:24.809のチャールズ・ルクレールがトップだった。2番手ランド・ノリス、3番手マックス・フェルスタッペンというタイム順となっている。 4番手バルテリ・ボッタス、5番手セルジオ・ペレス、6番手ジョージ・ラッセル、7番手チョウ・グァンユ、8番手ルイス・ハミルトン、9番手ピエール・ガスリー、10番手オスカー・ピアストリというトップ10の顔ぶれになっている。 角田裕毅はトップから0.860秒落ちの15番手だった。だがサインツとヒュルケンベルグの相次ぐクラッシュにより走行時間は半分ほどとなったため、全体的に消化不良なFP2となってしまった。土曜日のFP3で、セッティングバランスをどう合わせるのかが重要なポイントとなりそうだ。
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