蔵の街に妖怪ぞろぞろ 化け猫やキツネ…100人仮装して「百鬼夜行」 和のハロウィーンテーマに栃木でイベント
蔵の街を「妖怪」と練り歩く仮装イベント「十千木百鬼夜行（とちぎひゃっきやこう）」が19日夜、栃木市中心部で初めて開かれた。 市役所西側の蚤（のみ）の市通りが歩行者天国になるマルシェイベント「とちぎ蚤の市」（実行委員会主催）の一環。今回は蔵の街や栃木とつながりの深い浮世絵からヒントを得て、和のハロウィーンをテーマとした。 午後6時に開始。化け猫やキツネ、般若などに仮装した参加者約100人が、実行委員扮（ふん）する土蜘蛛（つちぐも）や烏天狗（からすてんぐ）などの妖怪と一緒に、太鼓や笛の音色に合わせて巴波（うずま）川沿いや大通りを練り歩いた。 悪魔の仮装で参加した栃木第四小5年癸生川希音（けぶかわのの）さん（11）は「妖怪は少し怖かったけど、夜の蔵の街を歩くのはウキウキした」と不気味な雰囲気の夜を楽しんでいた。 蚤の市通りやとちぎ山車会館前には、雑貨や飲食、縁日の露店など約60店が軒を連ね、終日多くの来場者でにぎわっていた。
