ほうき星 尾美しく 紫金山・アトラス彗星 茨城・笠間で確認
昨年初めに発見され、観測の好機を迎えている「紫金山・アトラス彗星(すいせい)」が20日夕、茨城県笠間市笠間の笠間つつじ公園でも確認できた。 同公園で日没後の西の空にカメラのレンズを向けてスローシャッターを切ると、山影の上空に美しく尾を引く姿が写った。肉眼では見ることはできなかったが、写真愛好家や家族連れなど十数人が見守った。 同彗星は中国・紫金山天文台と小惑星地球衝突最終警報システム「アトラス(ATLAS)」の南アフリカの望遠鏡で確認された。地球に最も接近した10月13日ごろから、各地で観測されていた。 国立天文台によると、この彗星を地球で観測できるのは今回限りとみられる。21日以降は徐々に暗くなるものの、10月末ごろまでは観測できる可能性があるという。
茨城新聞社