田口淳之介、「20数年ぶりの映画出演」に笑顔 『僕のなかのブラウニー』オファーのきっかけはあの名作ドラマ
元KAT―TUNの田口淳之介(39)が3日、東京都内で映画「僕のなかのブラウニー」(相馬雄太監督)の初日舞台あいさつに主演の平野絢規(11)らとともに出席した。 映画は、震災で妹を失った少年とその父親がどう現実に向き合っていくのかを温かいまなざしで描いた。日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した三浦有為子さんが脚本を担当した。 田口は「20数年ぶりの映画出演。コロナ禍も落ち着いてきて、いろいろなことを考えることも多くなってきた時期に、素晴らしい映画に出合えた。震災を風化させない思いもあるが、心温まる映画をぜひ見ていただきたい」とアピールした。 田口は翻訳家役で出演し「(脚本の)三浦先生の言葉の繊細さを一文字一文字大切にしたかった」と語り、MCから「本当に落ち着いた演技で素晴らしかったですね」と言われると、「いやぁ、いつもはこんななんですけど」とおどけてみせた。 相馬監督が田口の起用について「何年か前に自分が軽いパニック障害になって、あまり食べられなかった時期があった。その時に、昔のドラマを見直していたら『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)での田口さんの食べるシーンが素晴らしかった。本当においしそうにご飯を食べてて、こっちも食欲が出てきて…いつか自分の作品に出演してほしいと思っていた」と明かすと、田口は「そんな話は初めて聞きました。オファーが来たときうれしくて、すぐ受けさせていただきました」と感動していた。
中日スポーツ