【やめておけ】48歳男性、転職で年収1000万円から半減…あと約10年で金融資産ゼロに!男性の答えは「不動産投資でなんとかする」
60歳から65歳までの再雇用期間では収入が減額される可能性が高い
2000万円を準備するとすれば、息子さんの教育費を除けば金融資産額は904万円ですから1096万円を積み上げる必要があります。65歳までの16年間であれば1年当たり68万5000円を貯蓄すれば2000万円に到達できる見込みです。支出の削減だけで年間68万円5000円の貯蓄を行おうとすれば、年間支出額を504万円から手取予定額以内にするための削減84万円、貯蓄を年68万5000円するためには、合わせて152万5000円減額した351万5000円にする必要があります。 月間にすれば月42万円から約29万3000円、金額にして約12万7000円、30%も減額しなければなりません。支出を30%減額することはできなくはありませんが、長続きさせるためには濱野さんかなり頑張らなければなりません。60歳から65歳までの一般的な再雇用期間では収入が減額される可能性が高いからです。濱野さんがもう少し収入が高い転職先が見つかればよいのですが、収入面を重視した結果、新たな転職先が長続きしないのでは元も子もありません。
妻にもパート・アルバイトで働いてもらうのが得策
そこで考えたいのは奥様が働いてもらい協力してもらうことです。相談時、奥様は専業主婦だったのでせめてパートかアルバイトで働いてもらうのです。たとえば、奥様が扶養の範囲内月8万円、年間96万円稼ぐとすれば、年間の支出の削減額は152万5000円から56万5000円に減額。月4万7000円支出額を削減できれば65歳までに2000万円準備できる可能性が高まると思われます。 ただし、奥様が月8万円稼いでくれても濱野さんが再雇用になった場合の収入減は考慮していないためやや甘めの試算といえるでしょう。濱野さん転職により収入は半減するのですから、支出は56万5000円の減額ではなく、月15%減額の6万3000円、年間で75万6000円減額の428万4000円を目指すべきでしょう。支出を15%減額後の家計収支は収入濱野さん420万円、妻96万円の合計516万円、支出は428万4000円ですから、年間87万6000円が貯蓄できることになります。ほぼ全額の87万円を貯蓄に回すことができれば、濱野さんが定年退職する60歳までの11年間で957万円の貯蓄ができることになり、60歳時点の貯蓄額は保有する904万円を加えた1861万円が60歳時点で準備できていることになります。