家内安全や無病息災を願って火渡り 福島県いわき市で柴燈大護摩供
福島県いわき市平赤井の閼伽井嶽(あかいだけ)薬師常福寺で1日、恒例の柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)が催され、世界平和や地域の安穏、東日本大震災からの復興などを祈った。 京都府や宮城県などから13人の山伏が参加した。大導師を務める上野宅正住職(51)が祈願した後、燃え盛る護摩壇の中に参拝者の願いが記された護摩木を入れた。 火が消えた護摩壇の上をはだしで歩く火渡りでは、参拝者が合掌しながら灰を踏みしめて歩き、家内安全や無病息災を願った。上野住職は「紛争や自然災害が絶えない中、今年は特に世界平和や安全・安心の願いを込めた。台風が近づく中でも無事開催できたのは御利益の表れ」と語った。