日本代表、W杯アジア最終予選の予想スタメン。11月シリーズの最新序列とベストメンバーを考察。上田綺世不在の1トップは?
日本サッカー協会(JFA)は7日、FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)グループC第5節・インドネシア代表、第6節・中国代表戦に臨むサッカー日本代表メンバーを発表した。今回は、11月シリーズに臨む森保ジャパンの最新序列とベストメンバーを予想する。 【画像】サッカー日本代表のベストフォーメーションがこれだ! GKは鈴木彩艶だ。今回のメンバーには、谷晃生と大迫敬介が選ばれているが、ここまでの最終予選の全ての試合でゴールマウスを守っている鈴木のスタメンが濃厚である。今夏加入となったパルマでは、ここまで10試合に出場し、完全にレギュラーに。アウェイ2連戦と厳しい戦いになるが、日本のGKの質の高さを見せて欲しい。 今回のメンバーでも、怪我で離脱中の伊藤洋輝と冨安健洋が不在。CBのベストチョイスは、ここまでのアジア最終予選でわずか1失点と好調な板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹の3人だ。 ダブルボランチは守田英正と遠藤航。守田は今季開幕からリーグ戦全試合に出場し、完全に主力に定着している。 しかし、遠藤の状況は変わらず。10月シリーズの日本代表戦から合流後、リバプールでの先発はわずか1試合で計78分と試合勘が不安視される。今回もスタメンの可能性が高いが、リーズ・ユナイテッドで出場機会が増えている田中碧にも先発の機会が訪れるかもしれない。 右ウィングバックは最終予選の全4試合にスタメン出場している堂安律だ。このポジションには伊東純也や菅原由勢といった強力な戦力が揃っており、ポジション争いは熾烈。菅原はやや一歩後退している印象があるものの、伊東と堂安は両者刺激し合う関係になっている。 左ウィングバックのスタメンは三笘薫だろう。ただ、中村敬斗もスタッド・ランスで結果を残し続けており、好調を維持している。また、前田大然もセルティックで絶好調。ここもポジション争いが激しくなっている。 シャドーには久保建英と南野拓実だ。久保は直近の試合でゴールを決めており、好調を維持して11月シリーズに臨むことができそうだ。南野はリーグアンで3位に位置するASモナコで主力に定着しており、アウェイ2連戦での活躍にも期待がかかる。 CFは、これまでエースとしてチームを牽引してきた上田綺世が不在。小川航基、大橋祐紀、古橋亨梧という顔ぶれになった。 この中でファーストチョイスとなるのは小川だろうか。プレースタイル的には上田と重なる部分が多く、森保ジャパンにおける経験値もまったくないわけではない。 大橋は初招集となった10月シリーズで出番がなく、経験値で小川に劣る。古橋は森保監督下で何度かプレー経験があるものの、スタイルがこれまでのワントップに求められてきたものと若干異なるため、1番手として考えられているかは微妙だ。しかし、絶対的な上田がおらず、熾烈な争いとなることは確かだろう。
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