〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.03%高、独0.30%高(1日)
【ロンドン時事】週明け1日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比2.64ポイント(0.03%)高の8166.76でこの日の取引を終えた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.30%高、フランスCAC40種指数は1.10%高、ストックス欧州600種指数は0.31%高だった。 欧州株は、フランス総選挙の結果が一部の世論調査が示唆したものより小幅な差にとどまったことで、政局混乱の懸念が後退し、フランス株を中心に上昇。英株は、金や原油価格の上昇につれて伸びた貴金属鉱山や石油株が押し上げた。 FTSEの構成銘柄では、資源大手グレンコアが2.35%高、金融大手スタンダード・チャータードが2.26%高、保険大手フェニックス・グループ・ホールディングスは2.11%高と上昇をけん引。一方、航空・防衛大手BAEシステムズは3.64%安、保険大手ビーズリーは3.04%安だった。 DAXでは、通販大手ザランド(4.39%高)やドイツ銀行(3.34%高)、コメルツ銀行(2.96%高)が買われた半面、医療機器のザルトリウス(3.33%安)や業務用ソフトウエア大手SAP(2.03%安)などが売られた。