マリホ跡地の新施設、2025年10月に着工を計画 事業者が広島県に報告
12月に営業終了する商業施設広島マリーナホップ(広島市西区)跡の県有地活用で、広島県は18日、乗り物関連の複合施設「ひろしまモビリティワールド」を建設する事業予定者が、2025年10月の着工を計画していると明らかにした。 県によると、自動車用品販売トムス(東京)を代表とする事業予定者が9月末、県に開業資金の調達状況やスケジュールを書面で提出。25年8月から基盤整備工事に着工し、同10月から建設工事を始める予定という。 開業資金約89億円の調達状況も報告。トムスなどの事業予定者3社に別の5社を加えた計8社が必要額の3割超を出資する見通しを示した。 県は6月、トムス側の資金繰りが確定しなかったため、資金調達の期限を定めた合意文をトムス側と締結。段階的に9月と25年2月に期限を設定し、書面の提出を求めていた。トムス側が資金を確保できない場合、県は県有地の借地契約を回避できる。県観光課は「引き続き開業準備の進展を確認し、契約を結ぶか判断する」としている。
中国新聞社