milet 香港の「愛を感じました」 5000人総立ちに日本語で大合唱 初アジアツアー開幕
シンガー・ソングライターのmilet(ミレイ)が7日、香港のイベント施設「アジアワールド・エキスポ」で自身初のアジアツアー(全5公演)の初日公演を行った。 【写真】髪の毛の色を変え、5000人の前で熱唱 本編のクライマックスを迎えた頃。テレビアニメ「『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」オープニング主題歌「絆ノ奇跡」のイントロが流れると、5000人が総立ちになった。コール&レスポンスに続き、日本語での大合唱も湧き起こり、ボルテージは最高潮に達した。 miletは「Have fun!(楽しんでね!)」と呼びかけ、「I love you so much」、中国語で「ウォーアイニー(みんなを愛しています)」と、繰り返し喜びを表現。「Flare」で観客と一体になって右腕を高く突き上げ、「Ordinary days」では声をそろえた。 昨年3月に香港の音楽フェスに出演したが、単独公演は初めて。ファンの反応について「熱かったですね! 愛を感じました」と喜びを爆発。「ステージに立って歌ってみると、何かを伝えようとしてくれている感じが伝わってきて。歓声や拍手で実感できました」と喜びをかみ締めた。 約1時間半、TBS系日曜劇場「アンチヒーロー」の主題歌「hanataba」など19曲を披露。現地の人気シンガー・ソングライター、ジェイソン・チャン(41)がゲストで登場し、自身がフィーチャリングで参加した楽曲「Out of the Loop」でコラボレーションした。 「発音が難しくて直前まで練習した」という広東語で歌声を届けると、大歓声がこだま。「(練習したものが)受け入れてもらえてうれしかった。初の香港ワンマンで、現地の歌手の方とコラボできて幸せ。ポップで明るくて、私にない要素を持った曲なのですごく楽しかったです」 12月1日の台湾公演(Taipei Music Center)までのチケットも即日完売しており、人気の高さをうかがわせる。 「国内でホールツアーをやるより、海外でワンマンをやりきる方がハードルが高いと思っていて。でも、それぐらい挑戦しがいがある。(私と)会いたい人がたくさんいるんだと分かって、すごくうれしかったです」とニッコリ。「(配信やCDなど)音源で聴くより生(=LIVE)だなと思わせたい」。唯一無二のパフォーマンスで、東アジアをmiletの歌声で染めていく。(加茂 伸太郎) ◆milet(ミレイ) 東京都出身。年齢非公表。2018年から本格的に音楽活動を開始。同10月にパリ、ニューヨークなどイヴ・サンローランのグローバルイベント「YSL BEAUTY HOTEL」に出演。19年デビュー。22年NHKウィンタースポーツテーマ曲「Fly High」を担当。23年台湾で初海外単独公演。20年からNHK紅白歌合戦に4年連続で出場中。
報知新聞社