北海道警察本部

　小樽市の自宅で40代の義母から暴行を受け、小学3年の娘（9）が死亡した事件で、娘の腸管に穴が開くなどの損傷があったことが20日、北海道警察への取材で分かった。娘は、傷害容疑で逮捕された義母から強い力による激しい暴行を受けたとみられ、道警は詳しい経緯を調べている。道警は同日、義母の容疑を傷害致死に切り替え、送検した。

　義母は18日、自宅で娘が倒れているのを見つけ、119番した。娘は意識不明の状態で病院に搬送され、死亡が確認された。道警は、義母が娘の腹部を殴るなどし、けがを負わせたとして、19日に傷害容疑で逮捕した。 　道警の司法解剖の結果、娘の死因は腹膜炎だった。道警によると、娘の腸管には穴が開いており、これによって炎症を起こしたという。外側から腹部に強い衝撃があったとみられ、道警は義母による暴行が腸管を損傷させたとみている。