シュトゥットガルト、ウンダフを買い取れていない理由とは? 独誌がブライトンとの契約について指摘
シュトゥットガルトは未だにドイツ代表FWデニズ・ウンダフの買い取りオプションを行使していない。その理由をドイツ誌『キッカー』が明している。 伊藤洋輝のバイエルン・ミュンヘン移籍で3000万ユーロ(約51億円)を得ると言われるシュトゥットガルト。エースFWセルー・ギラシや主将のDFワルデマー・アントン、左ウィンガーのクリス・フューリヒや左サイドバックのマクシミリアン・ミッテルシュテット、攻撃的MFのエンゾ・ミローらの契約にも解除条項が盛り込まれており、今季2位フィニッシュの快進撃に貢献した主力メンバーが複数流出する可能性がある。 一方で、昨夏にブライトンから期限付きで加入したウンダフに関して、シュトゥットガルトは買い取りオプションを確保。今季公式戦33試合で19ゴール10アシストと活躍したアタッカーは残留希望を公言しており、シュトゥットガルトが2000万ユーロ(約34億円)のオプションを行使するのは時間の問題と見られていた。 しかし『キッカー』によれば、シュトゥットガルトとブライトンが締結したレンタル契約には買い取りオプションのほか、買い戻しオプションも付帯しているという。従って、シュトゥットガルトが今月30日の期日までウンダフを買い取ったとしても、ブライトンはそれを少しばかり超える金額で同選手を買い戻すことを可能とするようだ。 同誌によれば、ブライトンのオーナーであるトニー・ブルーム氏はその買い戻しオプションを行使する意向をシュトゥットガルト側に伝えているとのこと。EUROに臨むドイツ代表メンバーにも選出されたことでウンダフの評価額がさらに跳ね上がることを期待していると伝えられている。