昼食に「カップ焼きそば」を食べていたら、同僚に「3食180円の袋麺のほうが安上がりじゃない?」と言われました。用意が楽なのですが、そこまでコストは変わるのでしょうか…?
昼食にレトルト食品やカップ麺、コンビニ弁当などを食べていて、周囲の人から「自分で作ったほうが安く済むんじゃない?」と言われたことがあるという人もいるでしょう。一般的に自分で調理するほうがコストは抑えられるイメージはありますが、実際にどれくらいの差があるのでしょうか。 本記事では「カップ焼きそば」と「手作り焼きそば」のコスト差について、調理の手間や健康面も含めて解説します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
カップ焼きそばと手作り焼きそばはどちらが安い?
カップ焼きそばはカップ麺の一種です。乾麺にお湯を注いで麺をやわらかくし、湯切りしてソースを混ぜるだけなので調理の手間がほとんどありません。 一方で焼きそば用として売られている中華麺は、生麺を蒸したものが一般的です。3食入り・ソース付きで販売されているのを見たことがある人も多いでしょう。フライパンで調理するもので、具材の用意も必要です。 価格はメーカーなどによって異なりますが、筆者の自宅の近所にあるスーパーでは次のような税込み価格で販売されていました。 ●蒸し中華麺A(3食入り・ソース付き):180円 ●蒸し中華麺B(2食入り・ソース付き):200円 ●カップ焼きそばA:120円 ●カップ焼きそばB:150円 ●カップ焼きそばC:180円 蒸し中華麺の1食あたりの価格は60円~100円です。そのため、手作りの焼きそばはカップ焼きそばと比べて1食あたりの額は安くなる計算になります。 しかしこれは麺とソースのみの焼きそばと比較した場合の価格差です。焼きそばを実際に手作りするときは具材を追加することが多いでしょう。例えばキャベツや豚肉を追加すると、さらにコストがかかります。
手軽さ重視ならカップ焼きそば
カップ焼きそばと手作りの焼きそばを比較するのであれば、価格以外にも、調理の手間や利便性を考慮する必要があります。手作りの焼きそばは、具材をそろえたり調理時間を確保したりする必要があります。またフライパンやコンロなどが必要になるため、基本的には自宅で調理しなければなりません。食器を洗う手間も発生します。 一方、カップ焼きそばはお湯を注ぐだけで簡単に食べられ、後片付けもほとんど必要ありません。お湯さえ用意できれば、場所を選ばすにサッと用意できます。調理ができない環境にいるとき、忙しいとき、すぐに食事を済ませたいときなどは、カップ焼きそばのほうが便利でしょう。