2024年、アメリカでもっとも影響力のあるインフルエンサー25選
アメリカのTikTokでおなじみの顔ぶれからInstagramの人気者、ストリーミングの達人、伝説のYouTuberまで、今年もっとも活躍した面々をピックアップした。 【画像】アメリカでもっとも影響力のあるインフルエンサー25組 昨年に引き続き「もっとも影響力のあるクリエイター・ランキング」を作成するにあたり、編集部はかなり主観的な問題をクリアしなければならなかった。そもそも、何をもって影響力があるとみなすのか? 単にスポンサー案件数ではない。大事なのはどれだけ一目置かれているかか――どれだけの人が投稿にフォローやコメントを付け、コンテンツにのめり込んでシェアし、発言に(良くも悪くも)反応するかだ。候補者の選出にあたり、編集部は喧々諤々議論を戦わせ、ファッションからコメディ、グルメ、旅など各方面のクリエイターにも推薦してもらった。インフルエンサーマーケティング専門の統計プラットフォームCreator IQのデータも参考にした。 そして500人以上の候補者の中から、エンゲージメント率、成長率、ピアマーケティング、フォロワー数、そして直感に基づいて厳選した結果、2024年もっとも影響力のあるクリエイターTOP 25が完成した。 編集部註:リストには各クリエイターがメインで活動するアカウントを記載しています。フォロワー数は全アカウントの総数ではなく、リストに記載のアカウントのフォロワー数です。 25位 ウェンディ・ゲバラ アカウント名:@soywendyguevaraoficial プラットフォーム:TikTok フォロワー数:460万人 「la perdida」(直訳すると「迷子」)と呼ばれたメキシコの人気者ウェンディ・ゲバラは、元セックスワーカーのYouTubeライブストリーマー。2017年、友人と森で迷子になった映像が拡散したのがきっかけで、スペイン語圏で有名になった。ドスをきかせた低い声で、自分がトランスジェンダーであることをネタにし、独特の甲高い笑い声には思わず周りもつられてしまう。数年で数百本のライブストリーミングを配信し、のちにリアリティ番組の枠も勝ち取った31歳のゲバラは、今ラテンアメリカで引く手あまたのインターネットスターだ。-Tomás Mier 24位 ニーメイ・ンドーロ アカウント名:@nimay.ndolo プラットフォーム:TikTok フォロワー数:240万人 ソフトウェア開発のかたわらコンテンツクリエイターとして活動する30歳のニーメイ・ヌドーロは、容赦ないツッコミを織り交ぜながら、政治、エンターテインメント、テクノロジー、ファッションの話題を一刀両断。ウィットに富んだマシンガントークで、投票やメンタルヘルス、Z世代の上手な歳の重ね方、最近引っ越したニューヨークシティについて対話のきっかけを提供する。「コメディこそ一番の会話の糸口だと気づいたの――笑わせることができれば、あとは楽勝」-Steffi Cao 23位 マンディ・リー アカウント名:@oldloserinbrooklyn プラットフォーム:TikTok フォロワー数:53万600人 2024年早々、30歳のマンディ・リーは1月から3月まで服を買うのを我慢する3か月間チャレンジ「#75hardstyle」を呼びかけた。地元ブルックリンで始まったチャレンジは着実に各地へ飛び火し、3万人が参加。閲覧回数は数百万回に及んだ。人々に慎重な買い物を呼びかけることに全力を注ぎ、やがてプロエンザ・スクーラーやトリー・バーチとのコラボレーションにつながった。本人いわく、「自分らしいさを知っている人は、本質的に無駄づかいしない」 22位 リース・フェルドマン アカウント名:@guywithamoviecamera プラットフォーム:TikTok フォロワー数:240万人 26歳のリース・フェルドマンはドラマ『マーベラス・ミセス・メイゼル』で、次に『私たちの青い夏』で、撮影の裏側を収めたユニークな動画で一躍有名になった。だがそこから進化を遂げ、傍観者からスターへと変貌した。当時フェルドマンは撮影アシスタントで、最初のころはスタジオに無許可で撮影していたが、今では立場が逆転した。スタジオ側からデジタルマーケティングを打診されるようになり、『ツイスターズ』『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』といった映画の公開に合わせてコラボレーションもやっている。 21位 Aliyah’s Interlude アカウント名:@aliyahsinterlude プラットフォーム:TikTok フォロワー数:290万人 「黙れブス、私がセクシーだってわかってんでしょ。電話しないで、メールして」 この短いフレーズで、アトランタ出身のクリエイター兼ラッパー@aliyahsinterludeは時代の申し子としての座をほしいままにした。ファーのついた大ぶりブーツ、カラフルな網タイツ、もこもこのヘッドフォンといういで立ちで、2000年代原宿スタイルを極端に再解釈したファッション美学「Aliyahcore」の生みの親でもある。「ふだん周りから受け入れられてないと感じている人、コミュニティからのけ者にされている人たちのために私はコンテンツを作っている」-CT Jones