40代50代の「すっきり玄関」をかなえる工夫。出番の少ない靴や来客用スリッパは処分
玄関には来客用スリッパを「置かない」
家の中には汚れやすい場所がたくさんありますが、外から持ち込まれた汚れがいちばんたまりやすいのが玄関。整理収納コンサルタントで、メディアにも多数出演する瀧本真奈美さんは、来客用スリッパを持たない生活を始めました。 その理由は、衛生管理が難しい、買い替えが大変、普段使わないのに収納場所を取られる、履いたあと、長くそのままにするとニオイの原因になるなど、デメリットを感じることが多かったからです。 瀧本さん自身も、だれが履いたのかわからないスリッパに躊躇してしまうことがあるので、最近は来客予定があり、必要を感じた場合にだけ使い捨てスリッパを用意するようにしているそうです。
水を流す掃除は「しない」
昔は、水を流しての玄関丸洗いが好きでした。すみずみまできれいにできた気持ちになるので、定期的にやっていました。SNSでも時々見かけますが、今の家では水を流す掃除をやめています。理由は、手間も時間もかかるだけでなく、ただでさえ湿気の多い玄関のカビ被害を少なくするためです。 たたきには、汚れを予防するために長年クッションフロアを置いています。店舗用なので土足にも対応。汚れても簡単にふき取るだけできれいになるので便利です。
高価な靴は「持たない」
年齢が進むと「本物」や「よいもの」を身につけないと恥ずかしいといったような話を未だに耳にしますが、高価なものはなかなか手放せず、ずっと使っていないのにも関わらず収納を圧迫するケースが多いです。また、手入れが行き届かないまま長い年数を経た靴は、ニオイの原因にもなり兼ねません。 個人個人、自分にとってよいと感じるものは、人それぞれ。田舎住まいでラフな洋服が多く管理も面倒な私には、普段履き程度の靴を必ず履く数だけを持ち、定期的に交換するという持ち方がベストのように感じています。
生活感の出る玄関はお気に入りグッズでおしゃれに
「ESSE収納グランプリ2023」でインテリア賞を獲得した、50代の櫻木なおみさん。玄関にあるチェストは20年来の相棒だそう(ひとつ上の写真)。上にアンティークのブリキの箱を置き、お出かけに必要なものをセット。 「チェストの中は、お正月やクリスマスなどの季節のアイテムを収納。玄関=靴と思いがちな発想を転換して使っています」(櫻木なおみさん、以下同)