早くもドラフトの“目玉”に!? プロ注目の高校球児(4)センバツの“最注目スラッガー”
2024年シーズンのプロ野球開幕が近づくとともに、アマチュア野球界もこれからが本格的なシーズンインを迎える。高校野球に目を向けると、今月18日から春の選抜甲子園が開幕。中でも注目されるのが、ドラフト候補選手の活躍だろう。今回は、現時点で今秋のドラフト戦線に浮上している高校生を厳選し、紹介する。
モイセエフ・ニキータ(豊川)
ロシア人の両親を持つ左のスラッガー。今年のドラフト候補野手の中でトップクラスの打力を誇る。 豊川では1年春からベンチ入りし、1年秋からは中軸を打つようになった。大ブレイクを果たしたのが昨秋。東海大会で16打数10安打、1本塁打、6打点を記録するなど地方大会で大暴れし、チームを38年ぶりの明治神宮大会出場に導いた。 神宮の舞台でも5打数3安打と結果を残し、準決勝の星陵(石川)戦では敗れたものの、本塁打含む2安打を放って存在感を示した。 東海大会決勝で愛工大名電(愛知)が外野を4人で守る“モイセエフ・シフト”を敷いたほどの強打が売りだが、肩の強さや俊足ぶりも評価されており、総合力の高い外野手。まずは今春、センバツ甲子園での聖地デビューに注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部