堤聖也VS比嘉大吾は打撃戦必至 元日本王者「ボッコボコに殴り合うと思う」
プロボクシング元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏が27日、自身のYouTubeチャンネル「前向き教室」を更新。同日発表されたダブル世界戦興行「Prime Video Boxing 11」(来年2月24日、東京・有明アリーナ)で実施されるWBA世界バンタム級タイトルマッチについて語った。王者の堤聖也(28=角海老宝石、12勝8KO2分け)が同級7位で元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(29=志成、21勝19KO3敗1分け)を相手に初防衛戦に臨む。 【写真】フォトセッションに臨む(左から)那須川、中谷、堤、比嘉 細川氏は「世界チャンピオンとしてのキャリア、技術、(身体)能力は比嘉の方が高いとみている。ただ、堤はノリにノっている。自分が超えられないと思っていた壁(前WBA王者の井上拓真)を超えて自信満々。ボクシングにおいて“自信”の影響は凄い。“界王拳”を使っている、ぐらいの堤になっている」と話した。漫画「ドンゴンボール」で主人公の孫悟空が会得するスピード、パワーなど身体能力を一時的に増大させる秘技を使ったかのように堤が極端なパワーアップ状態にあることを指摘した。 それでも「いいトレーニングをした(比嘉)大吾なら(堤の)プレスや手数には屈しないと思う。(10月に井上拓真からベルト奪った)堤は凄かったけど、あの試合は(井上)拓真があきらめたところもあると思う。いい時の大吾は勝つことに徹底できる」と堤の非常にしつこいボクシングに対しても最終盤まで対応すると見立てた。「大吾の僅差~中差のポイント勝ち」と比嘉の判定勝利を予想した。 また、「いい時の2人が(試合当日のリングに)出てくればスゲエ、バトルになる。打ち合い必至やろ。ボッコボコに殴り合うと思う」と手に汗握る展開になることに太鼓判を押した。