クラブ史上初のJ1リーグ戦4戦連続無失点 アビスパ福岡、アウェーでのドロー前向き評価「このスタジアムで失点しなかった」
◆明治安田第34節 鹿島0―0福岡(19日、カシマスタジアム) 福岡は鹿島のゴールをこじ開けられなかったが、J1リーグ戦でチーム初の4試合連続無失点を達成した。 ■ミニのワンピ、女性警察官風衣装も…ハロウィン仕様コスチュームでチアが舞う【写真】 長谷部茂利監督は「前半からしのぎを削る試合に持っていけた。このスタジアムで失点することなく戦えた。勝ちたかったという思いはあるが、次につなげたい」とアウェーで負けなかったことを評価した。 果敢な攻めは見せた。前半6分に左サイドを持ち上がった前嶋洋太のクロスにウェリントンが反応し頭で枠内へのシュートを放ったが、GKに止められた。29分には紺野和也がペナルティーエリア内でシュートを放つも枠を外れ、得点につながらない。 それでもGKの永石拓海が好セーブを連発したのが大きかった。前半40分の相手FKから枠内に飛んだヘディングシュートに、しっかり反応してはじき返した。 後半も一進一退の攻防が続き、19分に途中出場の岩崎悠人がペナルティーエリアの外からゴールを狙ったが、シュートはバーの上へ。鹿島より2本多いシュート7本も実らず、福岡にとって今季7度目のスコアレスドローに終わった。 永石は「ゼロに抑えたのはいいが、攻撃の決定力など課題はたくさんある。常に勝ち点3を狙っているが、難しい状況の中で勝ち点1を拾ったのは大きい」と課題と手応えを口にする。ここ5試合で1得点。攻めで光明を見いだしたい。(安田栄治)