老人ホームの「入居一時金0円プラン」って結局どうなの?向いている人・いない人【ケース別 ケアマネ解説】
【有料老人ホーム】入居一時金0円プランに向いていない人
ここでは、入居一時金0円プランに向いていない人の特徴を紹介します。それでは、一緒にみていきましょう。 ●【向いていない人・ケース1】長期間の利用を検討している人 入居一時金は、前払い家賃の意味合いを持ちます。よって初期費用はかさみますが上乗せ料金なしで利用できるため、長く住み続ける場合にはトータル費用が安くなるのです。 ●【向いていない人・ケース2】月々の支払いを抑えたい人 月々の支払いを抑えたい人も、入居一時金0円プランは向いていない可能性があります。 入居一時金を支払うことで、月額費用を低く抑えることが可能だからです。入居一時金は、入居時の負担は大きくなります。 しかし月々の支払いを抑えたい人には、一時金を支払う方がメリットが大きくなる場合があるのです。 ●【向いていない人・ケース3】ある程度の資金力がある人 ある程度の資金力がある人も、入居一時金0円プランが最適とは限りません。入居一時金を支払うことで、月々の負担を軽減できるなどのメリットがあるためです。 一定の資産がある場合には、入居一時金を支払う方が長期的な視点でメリットを得られる場合があります。
【有料老人ホーム】結局のところ「入居一時金0円」はお得なの?
今回は、有料老人ホームの「入居金0円プラン」について解説してきました。結論としては、以下のようになります。 ・早期退所の可能性が高い場合は、入居金0円プランがお得になる可能性がある ・長期間利用する予定なら、入居一時金を支払うプランがお得になる可能性がある 人の寿命や将来的に医療行為が必要になるかどうかを予想することはできません。大切なのは、親御さんの体調や資産状況をよく考えて、明らかに誤った判断をしないことです。 以下のような事態は避けましょう。 ・短期間で退所するのに、高額の入居一時金を支払ってしまった ・資金に余裕があり長期間利用する予定なのに、入居金0円プランを選択してしまった 早期退所における一時金の返還率は施設によって異なります。「何年目から得になるか」の分岐点を入居前に確認しておくと、より安心です。 この記事を参考に、親御さんに最適なプランを選択していただければ幸いです。