芝居で作品支えたい 元アイドル西川美咲の女優挑戦
下半期、注目度を高めそうな女優の一人として西川美咲をチェックしておきたい。ただいま24歳、堤幸彦監督プロデュースで話題を呼んだ「上野パンダ島ビキニーズ」のメンバーであり、今年に入って「週刊プレイボーイ」のグラビアで9頭身プロポーションが人気となった。先月は「ヤングガンガン」のグラビアに登場、9月には天王洲 銀河劇場で上演される舞台「今、僕は六本木の交差点に立つ」(赤澤ムック演出)の出演が決定している。昨年解散したアイドルグループ・X21のメンバーだったこともあるという経歴の持ち主、西川に聞いた。
コンプレックスをプラスに生かせる仕事
女優をメインに活動する一方で、プロポーションの良さを生かしたグラビア人気の高さも見逃せない。昨年9月に「週刊プレイボーイ」の52周年企画「52人のグラビア」に出たことがきっかけで、今年に入ってから撮りおろしグラビアに出たという。 「もともとは自分のスタイルがコンプレックスだったんです。でもグラビアは逆にそれをプラスに生かせるお仕事なので、楽しいですね。若いうちにというか、需要のあるうちにやりたいな、という気持ちです」 芸能に興味を持ったのは、幼い頃からだとか。 「小さい頃はすごい恥ずかしがり屋で、引っ込み思案で、人前に出るのがすっごく苦手な子だったんです。だから芸能界なんて向いていないと思っていたのですが、興味自体はもともとあって、当時テレビでモーニング娘。さんを見て『モー娘。になりたい』ってすっごく思っていましたね。でもそのときは行動には起こさなくて、高校生になって歌手へのあこがれが抑えられくなったんです」
いじめに遭った中学時代 高校生でアイドルに
もともとは、歌が好きだった。それは、歌に救われた経験からだという。 「歌が、すごく人生を変えてくれたんです。思春期にはよくあることだと思うのですが、中学1年生のとき学校でいじめに遭ったことがあって。すごく傷つきましたが、歌を聴くと明日から頑張ろうと思えたんですよ。それが芸能界を目指すきっかけになりました」 高校3年の夏に開催された『第13回全日本国民的美少女コンテスト』でファイナリストに残り、アイドルグループ・X21の1期生メンバーとなる。約1年、アイドルとして活動し、2014年3月に卒業したが、ステージに立ち歌い手になるという夢はかなった。