街の緑を自分たちの手で!「シモキタ園藝部」が目指す虫や植物と気軽に触れ合える「都会の原っぱ」
東京・下北沢の街を中心に、緑が好きな人々によって生まれた地域コミュニティ「シモキタ園藝部」。 【画像】東京・下北沢の人たちで立ち上げられた「シモキタ園藝部」 「街の植物は都市の中でどんどん生まれてきていますが、触ったり使ったりすることができないことがもったいないと感じています。 プロだけで公園のような都市の中の空間を作るのではなくて、地域の人やその場所を愛している人たちと一緒に作っていくことができないかなと考えています」
地域の緑をみんなで活用!
学生時代に人と自然が調和する空間デザインを学び、文化施設や公園などの設計に携わってきた三島由樹さん。 2019年、東京・下北沢の人たちと「シモキタ園藝部」を立ち上げ、1.7キロにおよぶ線路の跡地を緑あふれる空間に変えた。 250人の部員の中には造園のプロがいるため、植物の管理も本格的だ。 刈り取った雑草や枝をたい肥にしたり、はちみつやハーブティーを作って販売している。 参加者は部員のお店で使える商品券がもらえる。 「いろいろなスキルを持っている人たちがいるので、すごく刺激になって面白い」と参加した男性は話す。 地域の緑をみんなで守り、活用しよう。 三島さんは「街の人たちが気軽に植物の手入れをしたり、実がなったらそれをもいで家に持ち帰ったりできる、街と植物と人の関係を近付けていくことをやっていきたい」と意気込みを語った。
SDGs
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
フューチャーランナーズ~17の未来~