【記者のベストレース2024】「勝負」に負けて「試合」に勝った!? 喜ぶに喜べない天皇賞・秋の直線/清水友哉
清水友哉【天皇賞(秋)・タスティエーラ】
今年、紙面で好評を博した馬券プレゼント企画(来年は新企画に移行するとかしないとか…)。最後の最後、有馬記念週まで担当させてもらい、何とか3連複208・5倍×1500円の的中馬券をお送りすることができました。ただ、もう一つの対象レースも自分の馬券的には会心だったんです。それが天皇賞・秋でした。 僕の本命はタスティエーラ。戦前からなんか妙に自信があるレースってあるじゃないですか、当たりハズレは別として。あのときがまさにそれ。確かドウデュース、リバティアイランド、そしてタスティエーラだけだったと思うんですが、府中でGⅠを勝っている馬で間違いない、と。こうなると基本スタンスが穴狙いの僕としては、そら9番人気タスティエーラになってしまいますよね。ちなみに馬券プレゼントはリバティ&タスティ2頭軸。ただリバティの着順はご存じの通り…。 個人的な馬券は前記の理由からリバティ&タスティ2頭軸だけじゃなくドウ&タスティ馬券も買っていて、しかも3連複ですらなんと10万円超の配当です。馬券的にはそらもう会心中の会心ですよね。ただ、ですよ。馬券プレゼントを豪快にハズしてるんで、やっぱり手放しでは喜べないんですよね。ゴール時の「っしゃー!」はなく、ジリジリ下がっていくリバティアイランドに妙な歯がゆさだけが…あんな変な感覚は後にも先にもあのときだけじゃないでしょうか。
清水 友哉