1%の知名度から“激震の損失”に!遠藤航の離脱に英紙嘆き「カタール行きは寂しい限り」「今や誰も年齢とカイセドの話をしない」
「リバプールで最も頼りになる選手の1人」
脇役ではなく、もはや主軸だ。 遠藤航は昨年の夏、シュツットガルトから1600万ポンド(約29億円)の移籍金でリバプールに加入。当初は世界屈指の強度と称されるプレミアリーグへの適応に苦しみ、出場機会は限られていたが、徐々に本来の実力を発揮。ポジションを争うアレクシス・マカリステルの負傷もあったなかで、直近8戦連続先発と、完全に主力の座を掴んでいる。 【動画】ニューカッスル戦で遠藤の果敢な守備がリバプールの追加点に繋がる! だからこそ、アジアカップ参戦による離脱は、リーグ首位を快走するリバプールにとって大きな損失だ。 英紙『Daily Mail』は、アフリカ・ネーションズカップのために同様にチームを離れる絶対エースにも触れ、「モウ・サラーがいないのは痛手だが、リバプールは冷静なワタル・エンドウも失う羽目になる。1600万ポンドの日本人スターは重大な歯車へ変貌を遂げた」と題した記事を掲載。「エンドウはリバプールで最も頼りになる選手の1人となった」と伝えている。 「誰もエンドウの年齢を話題にしなくなり、カイセドやラビアの話もしなくなった。前述の守備的MFコンビの獲得に失敗し、ブンデスリーガの中堅でプレーしていた30歳と契約した際、多くのファンは野心がないと批判していた。 確かに彼は30歳であり、ファン・ダイクやアリソンのように10年に渡ってチームを変貌させる選手ではないが、1600万ポンドのエンドウは欧州サッカー界における今夏の掘り出し物の1人に見える。正直に言って、この夏までにエンドウの名前を聞いたことがあると言えるリバプールファンは何人いるだろうか? おそらく1、2%以下だろう」 同紙はそのうえで「加入から4か月ほど経った今、彼はファンからセレナーデを受け、来月には激震の損失として語られている」と主張。日本代表MF不在の大きさを訴えた。 「マカリステルは6番を背負うことができ、膝の負傷からの回復のタイミングも完璧である。しかし、日本代表のキャプテンがカタールに向かうのは寂しい限りだ。日本代表はアジアカップで常に好成績を残しているため、リバプールは彼の復帰を少なくとも2月中旬まで待たざるを得ないだろう。それはつまり、アーセナル戦を含む重要なリーグ戦の欠場を意味する。 エジプト代表としてアフリカ・ネーションズカップに出場するサラーのように、エンドウが見出しを飾ることはない。しかし、シュツットガルトでレジェンドと称された男が残した空白は、クロップのチームにも感じられることだろう」 嘆きの度合いが、遠藤の重要性を物語っている。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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